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【ご購入くださったお客様へ】


いつもありがとうございます。
こちらは、ご購入直後のお客様へのお願いです。
長文となりますがお付き合い頂けると嬉しいです。

お手元に届いた作品に明らかな破損や少しでも「なんか違和感あるな?」と感じる部分がございましたら、『そのままの状態で』すぐに画像を添えてご一報くださいませ。 

ご自身で直すことも方法の一つだと思いますが『直そうとしたけど余計に酷くなった場合や、思ったとおりにいかなかったもの』をこちらで修理するのはかなり難しい作業です。
「自分で修理してみてうまくいかなかったら作家さんに直してもらおう」のお考えより、まず先にこちらにお任せ頂いた方が助かります。

お客様が手にした作品を見て不満が生じ、とりあえずご自身で修理はした。
けれどどこかで残る凝りを作家に訴えたいというお気持ちはわかります。
しかし頂いた画像(修理したあとのものや画像がわかりづらいもの)を見せていただいてもおかしなところがわからず、それでも「ここ、ちょっと気になったので直しました。次の検品では気をつけてください」
と仰られても、こちらとしては誠意あるお詫びと御礼のしようがないのです。

販売しているケーキをお持ち帰りして家についたら崩れていたけど食べてしまった。持ち帰り方が悪かったのか店員の入れ方が悪かったのかはもうわからない。でも、何かモヤモヤするからお店に言いたい。
「食べてしまったけど崩れてたよ、自分は気にしない方だけど他の方は気にするかもだから気をつけて」と言われたとして、お店としては『箱を開けたときにはどうなっていたか』『どのような経路でどれくらいの時間をかけ、どんな方法で持ち帰ったか』がわからなけれは次には続かないのです。 

もちろん、もとから修理が必要なものを販売しなければいいのではということが大前提です。
しかし日頃から、作り手(販売側)と買い手が双方100%折り合いをつけることの方が難しいのかもと感じております。 
そして何よりも怖いのが『イメージ違い』です。こればかりはデザインでもクオリティでも、完全に寄り添うことはできません。

全てのお客様のご要望にお応えすることは不可能です。努力はしてもしてもし足りず、それを追求し過ぎるのはとても辛いことです。

そして、ハンドメイドに限らず、ものをつくり販売することは「このお値段ではこのクオリティでいくしかない」という駆け引きも生じてまいります。
その旨をお伝えするのは心苦しいのですが、活動を続けていくなかでは割り切らなくてはならない部分だと感じております。
お客様に作家の都合を理解していただこうとは思いません。が、寄り添えたらと願って止みません。

あまり規制や注意喚起を頻繁にするのは好きではないので、今後(今回もとある事例があってこれを記しましたが)大きな事件が起きなければ敢えてこちらはSNSなどでご紹介はしません。
が、読んでくださった方が一人でもいてくれたらと願っております。

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