見出し画像

2022年ふりかえり

今年もお世話になりました!

つらつらと思い出を語るので、年末年始のお暇な時間があったら読んでやってください。
気張ると書けなくなりそうなので、思いついたままにいきます。


2022年の1月に夜伽亭は3年目を迎えました。
今年はとても激動の1年でした。
ラヴィドリュクスさまやLUPOPOさま、そしてカワスタさまからお声がけ頂き、時期によっては重なってしまい泣く泣くお断りさせて頂いたこともありました。
このショップさまは全て作家を始めてからずっと雲の上の存在で、まさか自分に声がかかるとは思っておらず、DMを頂いたときは偽物なのではと怯えました(すみません)。

2月のゴスロリマーケットにラヴィさまの委託スペースで出させて頂いてから、初めて大量のオーダーも経験させていただきました。

そして2月以降も何度かオーダーをいただきましたが、その頃からだんだんと、資材調達が厳しくなってきました。
コロナと戦争の影響です。
もともと大量に作る方ではないのでそれまでは代用を探したりデザインを変えてもそこまで困ったことにはならなかったのですが、同じ作品をたくさん、となるとそうもいかず。
何度もオーダー主さまに連絡をとっていただき、デザイン変更をお伝えしなくてはならなくなり、申し訳ないと思いながらの作成でした。

あと、魔弾に使っていたスワロフスキーのロンデルがなくなったことが地味に大変でした…

この大きさのロンデルがもうないので、未だに迷走しています。


作品の思い出は、魔弾のライフルバージョンの復活とチェスモチーフの新しいデザインの作成がツートップです。
ライフルバージョンは、今はもう活動していないと思いますがとある方にデザインを模倣され(ミンネの紹介文もコピーペーストしてまるまる使用されました)たことでトラウマになっていました。
でも再販のお声が多く、また自分用も作りたいと思えたので、ようやく復活させられました。
模倣や中傷は、した方は軽い気持ちかもしれません。が、された方はずっと覚えています。デザインはもちろんタイトルや添えたストーリー、撮影の仕方なども、全てをひっくるめて作品です。
憧れていたから、は理由にはならないです。
真似されてナンボだよ、とか、みんなで楽しく同じものを作りましょう、というのはあくまでも個人的に楽しむ場合のみだと思います。
SNSに公開したり、販売したりするものには適用されないと考えています。
今でもその傷が消えませんが、もう無理に忘れようと思わなくなりました。
一生懸命悩みを聞いてくれた憧れの作家の先輩、ご贔屓くださるお客様のおかげです。
本当にありがとうございます。


今年の夏も尋常でなく暑くなるだろうと、思い切って、春のうちにエアコンを新調し、サーキュレーターを購入しました。
それでも作業中は窓全開にするので猛暑極寒の日は辛いですが、きっと、お知り合いのあの作家様も今頃つらいのだろうなぁ…と想いを馳せながら勝手に共感して自分を奮い立たせています…

夏は特に見た目で涼をとりたいという気持ちが強くなるので、今年はたくさん、沫青という魔弾を作らせていただきました。

こちらは来年も作成いたします。
再販予告するとそのプレッシャーに負けそうになるのであまりしないのですが、この魔弾はできれば毎年作りたいと思っています(なにより、作っていて心が涼しくなるので)。
あまり言わなかったことですが、天然石がもりもり入っています。来年ももりもり入れます。


そしてここらへんで少しオタクな話をしますので嫌いな方はスクロールしてください。
今年出会ってしまった、メイドインアビスという作品です。
3月に一期の再放送~6月に二期、そしてゲームが発売されました。

一期がリアルタイムで放送されたときはなぜか1話目でリタイアしてしまったことを悔やんでいます…あの頃からハマっていたら、ソシャゲをプレイできてたのに…(今はもうサ終してます…)。

とりあえず、今回は1話目で引き込まれ、そのあとも怒涛の鬱展開にどんどん惹かれていき、あっという間にBluRayも原作も揃えて、このゲームのためにSwitchまで購入してしまいました(ちなみにゲームはまだ未プレイです。深刻なアビスロスに備えています)。
かなりメンタルを抉られるので強くオススメするのも躊躇われるのですが、普段はホラーもグロいのも全く駄目な私がこの作品はめちゃめちゃのめり込んでいます。
この世界に行きたいとは思わないけど、映像も音も、なぜかとても懐かしい気持ちになります。

あと、現実の辛さなんてフィクションだと思えるほどのトリップ感がたまりません。
オタクな人生ですが、その中でもここまでハマったのは初めてです。それくらい、この作品が好きです。
でも、作家になってからわかったのですが、私はキャラクターイメージ作品が全く作れないので、概念アクセサリーとかできないのが寂しいです…

作家になってすぐに、一度だけ作ってみたソウルジェムもどき。あまりにイメージどおりにならず、もう二度と概念アクセサリーには手を出さないと誓いました。


コロナ禍の影響で直接参加するイベントを見送り続けて、そろそろ出られるタイミングかなというときに母親に心臓疾患が見つかり、2021年の晩秋に入院と手術をしました。
そのあとも、前触れなく訪れる不調に検査入院が続き、いくつものイベントやお友達との予定がキャンセルになりました。すぐに死ぬような病気ではありませんが、母親が伏しているのに遊びに行くことはできません。
最初は、なんで今なんだろうとか悔しい思いもありました。
でも今は、委託やオンラインでの販売方法に満足しています。

写真を撮ることも作品紹介文を書くことも梱包も、全て楽しいです。
どの作業も気持ちを乗せることができて、きっと自分にはこのやり方が合ってるんだなと思えるようになりました。
この先も多分、数日ある会期のなかでどこか1日だけでも来られたら来てくれたらいいよ、みたいなスタンスのイベントだったら参加するかもしれませんが、今のところ予定はありません。
来年も、架空ストアさんや委託イベントにお世話になります。

2022年から作り始めた鉱石シリーズです。

いちばん好きな色は紅ですが、2022年は他の色もたくさん作らせていただきました。何より、とても苦手意識が高かったグリーンやイエロー、オレンジ系の作品が作れたことは成長できたのかなと思えました(それでもまだ偏りがありますが)。

初めて受注生産販売したVampire Chessです。
《推し色魔弾》こんなにカラフルな魔弾の作成は初めてでした。


作家になったころ、すでに活躍している方々の作品が〇〇(お名前)ブルーとか呼ばれていたのが当初の強い憧れで、いつか私も自分の作品をやとレッドとか言われたいと思っていて、最近になってようやくその夢が叶い始めました。
こういう地味な憧れがたくさんあって、Twitterのプロフィールのところに参加イベントを書くとか委託先を載せるとかアイコンを有償で依頼するとか、小さなことですが少しずつ叶えられています。

その中で特に念願がかなったのは、基礎パーツをサージカルステンレスのものにする、でした。
私は特にアレルギーもなく肌も強いので、どんな素材でもアクセサリーとして使っていました。
でもだんだんと自分が作家であることを打ち明けるようになり、会話の中で、世間にはこんなに金属アレルギー持ちの方がいるんだとわかりました。
できれば長い時間着けていてほしいという想いと、私の作風は大きいものが多いので耐久性も考えて、チェーンをはじめ丸カンやTピン、9ピンなども徐々に移行しています。

それにより、そして資材の値段も上がっていることから、思い切ったお値上げもさせていただきました。
世の中が値上がりムードになって「ああじゃあ仕方ないよね」ではなく、少しでもレベルアップしたものを相応のお値段で案内できるよう、努力したいです。

デザインによっては全て対応できないですが、なるべくは金属アレルギー対応したいです。


ものすごく長くなってます。
今3310文字いってますが既に飽きてしまわれてると思いますのでこの先はどうでもいいような話とどうでもよくない作成のお話を織り交ぜます。

どうでもいい話、今年はハイボールをたくさん飲みました。
もともとビール派ですが、在宅が増えたことによる体重の増加が恐ろしく、なんとかアルコールによるカロリー摂取を減らそうと調べて行き着いたお酒です。
よく、お酒もそうだけどおつまみにもカロリーが潜んでいると言いますが、本当にそうだなと思うのが、ビールのときよりハイボールのときの方が食欲が落ちます。
あと、最近はお友達の影響でテキーラも気になり始めていて、来年はそちらと、これはカロリーが怖いのですがあたたかいお酒にチャレンジしたいので、苦手な日本酒を開拓したいと思っています(あたたかいお酒のお供ならおつまみもそんなに食べないのではないかという安直な希望です)。

今年の冬の魔弾は、実は少しだけアルコールを意識しました。


どうでもよくない話、お世話になっている資材屋さんのお話です。
2019年の1月にレジン作家になり、その年の12月にはもうUVレジンに限界を見出し(どうしても未硬化が怖い、ベタつきが気になる)、エポキシ樹脂に変えました。それからずっとお世話になっているのが、レジン道さまの2液性レジンです。他の2液性レジンは使ったことがありません。
最近ニューバージョンも出たようですが、旧バージョンのものでもとても満足しています。
ステマではないので忖度なくお話しますが、2液性レジンに関しては一度だけ不良品がありました。あと、着色剤もほぼレジン道さんのものですが、こちらも一度だけキャップが緩んでいて液漏れがありました。
でも不良をお伝えしたあとの対応が早く、何よりも使いやすいので、作家駆け出しの頃からずっとお世話になっております。
もし2液性レジンに迷われたら、一度お使いいただくのをお勧めします。

2液性レジンの最大の魅力は、ちゃんと固まることと透明度の高さだと思っています。


そろそろ4000字を超えましたので終わりにしようかと思います。
文章を書くことが好きなので、ほっとくと延々と書き続けてしまいそうなので…

Twitterのタグ「いいねの数だけ2022年を振り返る」にご参加くださった方々、ありがとうございました。

今年は私生活、作家活動ともに激動で、あっという間に過ぎてしまいました。
でも振り返ると良いこともそうでないことも消化できていて、良い年だったなと思います。

来年も作家としてのコンセプトは変わりません。
「ダークファンタジーよりも残酷なこの世界で、朝が来なければいいのにと願うやさしいあなたに寄り添いたい」です。


いつも見守って下さり、本当にありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。

2022/12/31
やと








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?