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世界終わろう委員会

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僕は知らなかった。なんでもないはずの日常にいつか終わりが来ることを。 初瀬四季が送る青春恋愛ボーイミーツガール。  たとえ世界が終わっても、あなたと。  未…
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2019年9月の記事一覧

世界終わろう委員会

「ねえ、知ってる?世界はもうすぐ終わるのよ?」  少女はどこか儚げな顔でそう告げる。 「ま…

第2話 スマホゲーは大体クソゲー

 その昔、ゲームファンの間で人生と評されたゲームがあった。  なるほど確かに、言い得て妙…

第3話 光習性

大いなる才能は、否応なく僕達をひきつける。  夜を舞う蛾をひきつけるかのような光は、…

第4話 理解してない

「一体、なんて送ったんですか?」 「べ、別に普通に謝っただけなのだけれど。」  と、…

第5話 ちょっとお願いがあるのよ

「ねぇ、紀美丹君。」 「なんですか?」 「お願いがあるのだけれど。」  上目遣いで…

第6話 幕間:ヒトの項目

 夕暮れの教室で、一人の少年が、一人の少女に話しかける。 「ウィキペディアのヒトの項目…

第7話 非公式な会合

 翌日の放課後。尾張さんに元文芸部の部室(不法占拠)に呼び出される。 「よく、来たわね。紀美丹君。時間通りに来るなんて殊勝な態度ね。」 「・・・・・・この手紙どういうつもりですか?」  一枚の便箋を尾張さんに突きつける。 「私、基本的に無償の善意って信用してないのよ。」 「だからって、これはないでしょう。」  手紙には、綺麗な文字で、 『あなたのスマホは預かった。返して欲しければ、旧文芸部部室まで午後5時まで、来られたし。尾張 恋』

第8話 見たんですか?

 相談内容を聞き終わったところで、スマホは返却された。 「ところで、尾張さん。」 「何…