実況ツイートのやり方についてサ式メンバーに聞いてみた
こんにちは。
ほめる編集者(ほめ編)の寺田です。
今日は、実況ツイートのしかたについて、サイボウズ式第2編集部(#サ式)のメンバーと話したことをnoteにまとめてみます。
セミナーやイベントで実況ツイートするときの参考にしてみてください。
実況ツイートは慣れると楽しい
実況ツイートは、セミナー登壇者のコメントをリアルタイムに実況するツイートのことです。
話を聞いてすぐにツイートするので難しいと思われがちですが、慣れるとそうでもないです。ブラインドタッチができれば、誰でもできます。
実況ツイートをするメリットとしては、3つあります。
1.聞いたことを文章化することで、理解が深まる。
2.同じイベントを実況ツイートする人や運営メンバーと仲良くなれる。
3.拡散されやすい、フォロワーが増えやすい。
なかでも1.の「理解が深まる」は、大きなメリットです。
なぜなら、登壇者のコメントを理解してツイートすることが、ファボ(いいね)やRTを多くもらえる実況ツイートにつながります。
そのため、自然と何が大事なポイントかを意識するようになり、単にメモを取るよりも要点の詰まったアウトプットを残すことができます。
また、2.と3.については実況ツイートを数回やって慣れると実感します。
1人で聞くことが多いセミナーでも、Twitterを通じて顔なじみができたり、一体感を覚えるようになると、参加する楽しみが増します。
実況ツイートするときに気をつけていること
以前、実況ツイートをするときに気をつけていることをTwitterに挙げたらそこそこ反応いただいたので、下記に詳しくまとめてみました。
・すべて実況しない
全部のコメントを文章化することはできません。メモと同じで、自分が大事だと思った部分を残すだけで十分です。
・伝えたいことを見極める
「大事だと思った」のはなぜか?その理由を忘れないように、ツイートにまとめます。とくに「いいな」と感じたひと言は、そのままツイートにできると、話し手の体温が残るので読む人に伝わりやすいです。
・言葉を補う
細かい表現(てにをはレベル)や主語述語を補うなど、意味が変にならない範囲でイベントに参加していない人が読んでも理解できるよう編集します。
・誰が言ったかを明確にする
〇〇「 」 や ◯◯: など、話した人を明らかにします。
↑「 」だと、こんな感じ。
・自分の考えを混ぜない
言葉を補いすぎると、話し手が話してもいないことをツイートしてしまい、誤解を生む原因になります。「自分はこう思う」という部分があれば、ツイートを分けるか「 」の外に置きます。
・何気ないひと言を無視しない
ポロッと話した言葉が、意外と大事だったりします。
↑テキストは長ければ良い、というわけでもないです。
・正しいハッシュタグを使う
アルファベットの大文字小文字、スペースの有無など運営が使っているハッシュタグを使いましょう。間違えると、ツイートに気づいてもらえません。
・同じハッシュタグで良いツイートは応援
実況ツイートに慣れて余裕が出てきたら、ハッシュタグに流れる別の人のツイートをファボやRTしてみましょう。リアクションしてくれることも多いので、自分のテンションが上がります。
・イベント後にふりかえる
帰りの電車などでハッシュタグを振り返ると、見落としていたコメントや話し手・運営の感想が上がっていたりします。意外と発見あります。
・楽しむ
実況に追われて目的を勘違いしないよう、楽しみましょう!
サ式メンバーに実況ツイートのポイントを聞いてみた
実況ツイートすることが多いメンバーにも、何に気をつけているか聞いてみました。
・写真を多用する(スマホで実況する派)。
・スピード感を意識する。
・トークのまとめツイートと、自分の主観ツイートの2種類がメイン。
・イベント中にきたリプは即返し。
・他の実況ツイートすべてにファボをする。
・イベント内容に関係する記事や書籍の情報をしれっと交ぜる。
・他の実況ツイートとの差別化を考える。
・楽しむ。
・ツイート数とか気にしない。どんどんツイートしちゃう。
ちなみに、長田さんのイベントレポートは、ほぼ翌朝仕上げでとにかく速くて読み応えあります。
・話を聞いて、自分が感じたことや考えたことを多めにツイートする(実況中継は上手い人がたくさんいるのでお任せする)。
・後でTogetterやnoteでまとめて読んでもらうことを意識して、パンチラインになりそうな箇所を中継する。
「パンチライン」かどうかを判断するポイントについて聞いてみると‥
「僕が実況するときは割と"自分にとって何かしらの気づきがあったか"で判断している気がします。少なくとも僕にとって気づきがあったとすれば、ほかの方にとっても気づきになるだろうと、そんな気持ちでやっています、が実況中継のときはあまり考えずにやることがほとんどですw」
「ツイートを後でどう生かすか」「自分なりの意見や考えを出せるか」の2点を意識しているんですね。無駄がないです。整ってます。
・すべての内容をスピード重視でツイートはしない。
・「自分が本当におもしろいと思った部分」かつ「周囲の人もおもしろがってくれそうな点」を、なるべくわかりやすい形で、ていねいにつぶやく。
・イベントでつぶやく回数は3〜4回と少ないですが、その分エンゲージメントの高さを意識しています(笑)。
明石さんには、以前のイベントで気になる実況ツイートがあったので、具体的にどのあたりを注意してツイートしたのかを聞いてみました。
明石さん
「この時は、青野さんと田端さん、あと田端さんが例示した糸井重里さんの"3名が同じことを言っている"ことがポイントです。
"この3名が同じことを言っている"= 正直でいることは本当に本質なんだろうな、という気づきが、あらためて私の中にあったから、そこを伝えたいと思いました。」
この対談は、サイボウズ式の記事になっています。比べると、明石さんのツイートは内容をギュッとまとめていることがわかります。
↑上記以外にも、長い範囲を実況ツイートに圧縮してます(画像から記事へリンクあり)。
ちなみに、明石さんはコメントをメモした後に、内容を編集して実況ツイートしたのだそうです。
編集者としての「要点を抽出してまとめる」というスキルを活かすと、多くの人に刺さる実況ツイートになるのですね。
余談ですが、田端さんの公開取材は実況ツイートが下記にまとまってます。長田さんや明石さんのほかにも、経験豊富な猛者たちがそろった名実況です。
同じコメントが実況する人によって違う切り口で取り上げられていたりして、かなり味わい深いです。
実況ツイートで大事なこと(まとめ)
最後にまとめると、人によって方法は異なるものの、以下の3つは実況ツイートをするときに大事な点と言えそうです。
・自分なりの気づきやおもしろさを感じた部分を丁寧に伝える。
・自分が考えたことをツイートするなどして、差別化する。
・まわりの実況ツイートと一緒に楽しむ。
あとは、実践していくうちに自分なりのやり方が見つかると思います。
慣れると音楽のライブのような一体感をTwitterを通じて味わえることもあって楽しいですから、ぜひチャレンジしてみてください。
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