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嫌な人ともうまくコミュニケーションをとるスキルとは③「どうして?」を避ける

不仲な人に対しては、やることなすこと納得できないので、あなたの心の中には、いつも質問が渦巻いている、ということがあるかもしれません。

どうしてそういうやり方するんですか?
なんで言ってくれなかったんですか?
どうしてこんなに遅れたの?一体どこに行ってたんですか?

相手がムッとしたり、黙り込んだりする顔が思い浮かびますね。

そうです。「どうして?で始まる質問」は、コミュニケーションでネガティブに働くことがあります。不仲な人に対しては、高確率です。

なぜかというと、「どうして?」で始める質問は、理由が聞きたいのではなく、不満を表明したいことが真意、であることがほとんどだからです。

ここさえわかれば、正解はシンプルです。素直に要求を伝えるのが、爽やかなコミュニケーションになります。

上から順に素直に言い換えてみます。

あなたの工夫は素晴らしいですね。でも、私は別のやり方もあると思います。あなたはどう思いますか。(理由が聞きたいのではなく、もっといいやり方を提案したい、が真意)
そうだったんですね。今度からは、前もって言ってくれるとうれしいです。(理由が聞きたいのではなく、言ってほしかった、が真意)
時間に遅れられましたが、何か事情がおありだったんでしょうか。教えてもらえると、助かります。(どこに行っていたのか聞きたいのではなく、遅刻の再発防止をしたい、が真意)

言っている内容は同じなのですが、だいぶ角が取れると思われます。

もし、こういった爽やかな言い方ができない場合(関係性がすでにこじれていて、とても言えないなど)は、「なんで」「どうして」と口に出しそうになったら口チャックでもOKです。それくらい、言わない方がましなのです。

(矢田の丘相談室 田中 剛)

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