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村社会生存戦略:10%がいい話


すごいどうでもいいけれど、ビジネスマンのお役に立てたという
自己満で候

私は島根に生まれ育ち、高卒万歳みたいなQに対してAが返ってこない楽しい仲間たちと楽しく遊び
全くロジカルに会話することなく30年以上育って参りました
ひょんなことから、高卒の私はいろんなバックグラウンドやエリート教育を受けた方達と話す機会が爆発的に増え
「で、結論何?」「そもそも何?」とダラダラ言いたいことがわからない会話をする私に対して、桑田選手並みの豪速球を横腹に喰らいまくる日々を過ごすことになったわけです

そこで私は初めて
「あれ、こんなに結論だけで物事って前に進むの?」
「いや〜こうでああでこうでああで〜で結局ですね〜いや〜そういうわけではないんですけど〜」
みたいな指の隙間からこぼれ落ちて消えて無くなりそうな、確信を掴む術もないような、またはハエ取りテープみたいにどこ触ってもねちっこくてかつ死骸があるような無い様な複雑かつファンタジーな話し方ではなく
起承転結「雨あられ」だけで物事が進む、アサヒよりもスーパードライな会話に驚いたことを今でも覚えています


ビジネスパーソンに
全く結論のない、一体何を求めているかもわからない、そんな会話にどう向き合っていいかわからない
ヒントはあるかと聞かれ

脳の90%を止めるといいですよ、と回答しました

なぜならその会話は
起承転結「雨あられ」的会話ではなく

村社会生存戦略的対話
が求められているからです

嫌いな時もあるけれど、抱きしめて欲しい時もある、
アイラブユーとハグしたい時もあるけれど、ムカついてぶっ倒してやるぅぅぅ!みたいな時もある、
しかしながら我々は、そんな右往左往する感情と関係性と折り合いをつける方法をゲットする必要がある
なぜなら、この村社会から出ることはできず、ともに共存しなければならないのだ 
そんな苦悩の末に人間という類なのか目なのかが生み出した方法が

村社会生存戦略的対話という技法だ

この対話はカブトムシの観察に置き換えるとよくわかる
確かにカブトムシはよく耳をすませば、キーキーと、訳のわからん声を出している
しかし、我々が注目すべきは
声ではない、
透明の何も入っていない無機質な虫かごの
かけどもかけども登れない、そのカゴの四隅を、何度も何度もカリカリーカリカリーと登ろうと足掻く、そのカブトムシのあり様だ

それをみた時、あなたにはどんな感情が湧くだろうか?

とにかく一生懸命、登りたいんだな、って
諦めずに頑張ってんね、健気だね、って

そんな気持ちになったなら、
カブトムシに伝えよう

「(キーキー声はさておき)あなたの様子を見ていると、とにかく一生懸命なんだなってことが、私には伝わってきたよ」


そう!それです!

間違っても決して

「そのキーキーは、どういった理由があるのか?」と問うてはいけない
「むしろギーギー行ったほうが相手に伝わるのではないか?」などとアドバイスしてはいけない

それでは村では生き残れないのだ

いいか、相手はカブトムシだ
キーキー言ってしまうのだ
気にするな、周りをよく見渡してみると良い
その隣には、カマキリ入りの虫かごもある
まだまだある、ダンゴムシもある
そういうものだ
そこに理由はない
カブトムシは自分がなぜ鳴いているのか、虫かごに入っているのか
そういうことは気づいてもいない
これからも、きっとそうだ
そのカゴを登ろうとしてしまうのだ
それがカブトムシだ

カブトムシの様をみて、感じた自分の感情をそっとそこに置いておくだけでいい
それが、村社会生存戦略的対話なのだ

お分かりでしょうか

アドバイスも、結論も、出すと心地よく共存できないんです
それが村です

村なんです



どこで役に立つかもわからなかった、高卒田舎暮らし40年の私が
ビジネスマンの質問に回答できた
ありがとうカブトムシ
ありがとう、私をつくってくれた愛すべき友たちよ

現場からは以上です(ドヤァ


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