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挑戦の裏にある日常

2021年も無事にスタートした
とはいえ、年末も年始もふわっと休息は過ぎて、いつものアクティブな日常に戻った
2020年のコロナを機に、元気なうちから暮らしの楽しい時間や豊かな関係の向上をサポートしながら、健康増進と予兆検知に一役かうサービスとして「ナスくる」をサイレントローンチした
バックアップしてくださっている島根県産業振興課さんやモルツウェル株式会社さんのお力あってこそのスタートだった

元気なうちから、というのがキーワードで、ある種啓蒙も含め、新しいライフスタイルとして持ってもらうサービスなので「まだ介護は必要ない」「まだ元気だから早い」という意識そのものを楽しく一緒に変えていきたい

日々、訪問している仲間の報告レポートを見ていると
実は夢だった80歳のおじいちゃんの1日蕎麦屋さんを叶えたり
お誕生日を一緒にお祝いしたり
お得意のお刺身を習ったりw
とても楽しそうにしている
ご利用いただいているシニアの方も、ご家族も、とても嬉しそうだ
お手元にお買い求めいただくまで、はかなりハードルが高いが、一度ご利用いただけると本当に喜んでいただけるので、あとは試行錯誤でお届けの工夫を凝らしていきたい

コロナが新しい挑戦を私たちにくれた、ありがたい機会になった

私たち以外にもコロナはたくさんの人の新しい挑戦を後押しした
知っている人の挑戦の数は毎日たくさん耳に入って来たし、SNSなどのメディアも「頑張れ頑張れ!」と立たずを飲んだ

こういう時には、よく挑戦者が注目されるが、結構私には忘れられない場面がある
実の家族だ
私は父が死んでから、大学を2回も入り、創業でいうと3回経験した
一つの会社でも事業を1つ2つと進めていくものだから、その度に実の家族は「もういい加減やめてくれ」となった
挑戦好き?の血縁関係者が必ずしも「いいじゃん!いいじゃん!」な応援家族な訳ではないだろう
特に、親子関係は心配がつきものだ
私も実の母親に「もういい加減にしてくれ」を一番言われた
なんでそんなこと言うんだよ!と憤慨していた時期もあったが、今ならなんとなくその気持ちがわかる

それもコミュニティナースの活動で、色々なご家族とのご縁をもらい、親の気持ちを自分の家族以外にも触れる機会をもらったことが大きいように思う
「あぁ、子どもさんのこと好きなんだな」「ただただ心配なんだな」と他人だと理解できるのだ
と、同時にそれでも挑戦していく家族を持っている親が、心身ともに負担がかかり続ける、と言うケースも少なくない

年明け早々、様々な挑戦が続く中で、なんだか胸騒ぎがした
いわゆる、虫の知らせというやつだったと今は思う

特に訪問予定ではなかった雪の積もる山道を、明るいうちに行かなくっちゃ、と心を少しざわざわさせて車を走らせた

予感はあったった

おじいちゃんが具合が悪くなって、横になっていた
いつもと違う
元気なうちから関わりを持っているので、この「いつもと違う」はすぐにわかった
救急車より、自分で担いで行ったほうが早いな
瞬時に判断して、車で移動した

車内でずっと、手を握ってた
一緒に雪が吹雪く中みた景色や、交わした会話が忘れられない

本当に、辛抱強く、よく耐えてた
一緒にいるから、安心してね
かけた言葉に、「うん」って頷いた

ストレッチャーを用意してくれた看護師や医師に託し、家族に引き渡し、声をかけて、また来るからね!といって、「うん」と頷いてくれた
これが新年の挨拶になった

どんな気持ちだったんだろうか

私は挑戦する方なので、挑戦者の気持ちは何となく想像がつく
こういう仕事をさせてもらっていることで、挑戦の裏側にある日常で、誰がどんな気持ちで、どんな生き様を紡いでいるか、考えさせてもらう機会もある

必ず次に生かそう


新年早々、知らせのあった2021年
大事に時間を使いたい


ー話は変わるが、追加情報としてーーーーーーーーーー
あまりにも本能的に自宅を出て訪問した私は
パジャマみたいなダルダルの服の上に、ジャンバーを着て
首にクマさんのマフラー巻いて
健康サンダルに、素足、積雪量80cm
というとんでもない風貌だった
そのため、病院の看護師に
「矢田さん、ファッションが突き抜けてるね」と言われた

現場からは以上です

島根県雲南市のファッションリーダーとして、本年も宜しくお願いします!


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