山登り 大野山(丹沢)
朝、思いついて、大野山という山に登ってきました。
祖師谷大蔵→小田急→新松田→JRに乗り換え→谷峨→大野山登山→山北という行程です。
思いついたのが10時。我がウルトラの街祖師谷大蔵を出て谷峨駅に着いたのはすでに13:00でした。
のどかな駅。三角屋根が可愛らしい。
駅前。子供が好きそうな郵便ポスト。
ギョッとするくらいリアルに笑うふく石。夜に見たくない。
遠くに山頂がはげているのが見えます。あそこがゴールです。
とにかく晴天に恵まれて、気温は一桁大だったものの、山を登れば汗ばむくらい。帽子がなければ太陽がじりじりする。頭皮を刺激する。
山登りは、心を無にしてくれる。一歩一歩が簡単な試験問題みたいで楽しい。大人になってやっぱり思う。テストだけやっていればよかった子供時代は楽チンだった。大人になると答えがなさすぎて鼻歌を歌ってしまうレベル。現実から逃れたいわけではないけど、意識して寄り道したい日はある。山登りは寄り道に最適です。
青い箱にはジャムがある。ちょっと気になるけど結局ジャムなんて食べない人間だと気付いてしまい心がすーんとする。
手前のキジのオブジェ。この山にはこんなかんじの木彫りのオブジェがたくさんあります。案外これが疲れた登山者の癒しとなる。こういう癒しが少しずつ訪れる人の気持ちを柔らかくして、ふわっとこの山の印象に冠を授ける。大人な言い方ではブランディングでしょうか。
富士山きれいだな。この景色だけで今日の登山は大成功だ。やっぱり綺麗な山だな。この時点で膝は笑い、息は切れ切れ。ステッキというかストックというか、登山用のやつを買おうかな。あれがあると楽なのかな。
頂上に到着。やっぱり富士山綺麗だな。頂上は肌寒く、じっとしていられないくらいでした。
頂上のベンチでおそらく湘南のヤンチャバイク君たちが寝転がっていた。うるさそうなバイクだったけど意外にもするすると控えめな音で山を下って行った。広大な自然の中では爆音を立てる気にならないのかな。
ショッキングなオチ。実は大野山は山頂まで車で来れます。どうりてカジュアルな服装の人が山頂に多いなと思ったんだよな。子供の時ならこうなると登山の意味について憤ったりしたかもしれないけれど、40歳をすぎてようやく「山登りの目的」に関して、己のうちに宿る魂の浄化と、運動不足の解消とにあると悟りを開きましたので、「そうかそうか」てなもんです。
いや、でも、なにかがくすぶっている。
この後の下りもなかなかのキツさだったのですが、写真を撮る余裕もなくぐいぐいと下山して行きました。
山北駅にある温泉施設で汗を流し、ビールを飲みたいところを我慢して、地元祖師ヶ谷大蔵で嫁と娘と合流。居酒屋浩太郎丸でようやくビールにありついたという1日でした。
こんなブログ誰が読むんだろう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?