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メディアの報じない権利とは

最近MXテレビの平日夜9時から『バラいろダンディ』を見ておりますが、一般的な全国地上波が扱わないニュースを取り扱う『ニュースゼロフン』というコーナーがあります。それを見て、確かにメディアが報じないニュースは毎日色々あり、スポンサー事情や限られた時間など、彼らの事情はどうであれ、もちろんメディア自身も報じない権利はあるわけですし(報道の自由、という範囲内でもあるかと)。でも公共の電波(独占的な権利)を使って、という分野のテレビ・ラジオはもしかして違う見方もあるという方もいると思います。(公共性、公平性、多様性?)

ただこのネット時代において自らのメディアリタラシー向上の為、ニュースを知っておく、のも個人の権利ですし。なので、最近あまり報じられず、個人的に疑問に感じたニュースを投稿しておきたいと思います。

1つ目は産経新聞とFNNの世論調査のデータに不正があったとの話。一部読売系は報じていましたが、全体的にはあまり大きくは報じられず。なんか興味深いな、と思い。

世論調査の構造上、毎月電話で回答くださる人を多く確保する(委託ですが!)も大変ですが、それに加えて最後はデータの17%程度が委託先の会社が作ったものだとか。これに関して、他メディアがあまり報じてないのは、自らの世論調査でちょっとでも疑わしいこと(データ不足、委託構造、世論への警戒?)と思ったのか、それとも全く別の理由なのか?個人的に気になり。

2つ目は賭博麻雀の件。コロナ自粛が呼びかけられていた2020年のGW中に東京高検の黒川弘務(当時)検事長が、産経新聞記者や朝日新聞社員と賭け麻雀をしていたという報道(週刊文集)を受けて辞任。検事からメディアはリークを受けて報道するのはどうなのか?(国家公務員の倫理規定等に抵触する可能性)や、検事と賭け麻雀をしていた記者や社員は事実を認めているが、匿名のまま、という側面もありますが、それに加えて岐阜県での賭博麻雀は現行犯で捕まったそうです。Yahooには出てましたが、TVとかのメディアには拝見しませんでした。なんだか面白いな、と。

3つ目は、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんのお父様が亡くなられた際の家族による会見で、地上波のメディアでは抜粋されなかった部分、ですね。詳しくは上記記事にありますが、この件に関するメディア側の忖度の意味は分かる気はします。一方で程度の差はあれど、地上波メディアはYoutubeチャンネルとか最近積極的にやっているのであれば、もう少し被害者家族の感情を違うやり方で報じてあげても、とは思い。

我々個人に知る権利があり、知らないでよい権利?もあるのかと。同じくメディアにも報道の自由に置かれた、似たような権利があるわけで。要はそのような状況において、基本的に大衆が顧客であった伝統的メディアがどのように進むのか(経営的や報道するコンテンツ的にも)。既にYoutubeなどネットに広告宣伝費が多く使われている中、NHK以外の広告主体の地上波メディアの経営(不動産とかイベント事業以外)は楽ではないような気がします。

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