「本を囲んだ語り部屋」2023/3/26 チャールズ・ハンディ『THE HUNGRY SPIRIT これからの生き方と働き方』
日曜朝のTwitterスペース「本を囲んだ語り部屋」
今回はチャールズ・ハンディの『THE HUNGRY SPIRIT これからの生き方と働き方』を取り上げました!!
イギリスのピーター・ドラッカーと称される、欧州を代表する経営哲学者である著者は資本主義をこのように述べています。
「資本主義は、生きる手段の提示にすぎない以上、生きる意味となるものではない。われわれは資本主義をあるべき姿、正しい役割に立ち返らせる必要がある。」
そのうえで「正当な利己性」という言葉を提示します。
「自分を取り巻く環境が変わって利己的にならざるをえない状況が生まれたときに、他者とのつながりを意識し、自分以外の誰かに対する責任を果たすことが自分の目的だと信じること」だと述べています。
語り部屋では「正当な利己性」という言葉に対して、それってどういうこと?という問いから始まりました。他者との関係性から見えてくる自分がある一方で他者ごとに役割を変えている自分にも気づき、本当の自分とは何か?というテーマで語り合いました。
本当の自分を知るためには意識下にある価値観と無意識下にある価値観の両極を知ることも大事なように思います。先日受けた「マネーワーク」というワークショップのことをお話しましたが、お金を鏡として自分の中にある意識的な価値観、無意識的な価値観にアクセスすることができました。お金と自分との関係性を入り口に、他者と自分、世界と自分とそれぞれの関係性を深堀りしていくことができるように思いました。
そして今いる環境の中で自分が抱いている固定観念の存在にも気づき、外の世界から自分を見つめることの大切さの話にもつながりました。違う社会システムのフィルターから自分を見てみる、歴史のフィルターから自分を見てみるなど、いろいろなフィルターで自分を見てみることが大事ですね。
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