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「本を囲んだ語り部屋」2023/12/10 古舘伊知郎さん『言葉は凝縮するほど、強くなる』

日曜朝のX(Twitter)スペース「本を囲んだ語り部屋
12/10は古舘 伊知郎さんの『言葉は凝縮するほど、強くなる』を取り上げました!!

話すことのプロである古館さん。しかしそのような古館さんでも話が長すぎて色々な失敗をしてきたことをまず吐露されていることが非常に驚きでした。そしてそのような失敗があったからこそ「凝縮した言葉を使う」ことの必要性が非常に伝わってくる1冊でした。

要約の中では「すり抜け力」「オンリーユー力」「オウム返し反撃力」「アンガーマネジメント力」「Shall we dance力」「キャッチフレーズ力」「あいづち力」「アドリブ力」「残心力」が取り上げられていて、状況に適した場を作るために言葉を凝縮するためのヒントがたくさんありました。

語り部屋では古館さんのメッセージを受け、相手を引き出すための余白や余韻の作り方についていろいろと語り合いました。内容以上に実は語尾や間が相手との関係性を作っていくという話からは、自分の話している語尾や間の取り方について振り返るきっかけになりました。語尾や間の取り方をちょっと変えるだけでも、相手との会話の中にいろいろな可能性が生まれるような気がしますね。以前聴く仕事であるエールサポーターの仲間と勉強会をした際には「沈黙も会話だよね」という話をきき、会話というものの奥深さを知りました。直接話している言葉の周辺にある空気も感じながら、相手との関係性を作っていくことが大切ですね。

後半では荒木さんに上がってきていただきコミュニケーションを考える際の「変数」についてお話いただきました。
相手の話の聞き方や、間の取り方、相槌の打ち方などのテクニック論ももちろん大切ですが、ケースバイケースで適したテクニックは変わってきます。大事なのはそのテクニックの上位概念としてのコミュニケーションの「変数」を読み解くこというお話をいただきました。本質は具体よりも抽象度の高いところにあるというメッセージをいただきながら、日々向き合っているコミュニケーションの本質を自分なりに考えて言葉にしていくことが大切なように感じました。

荒木さんがnoteにこの語り部屋のことを書かれていますので、ぜひこちらも!


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