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「本を囲んだ語り部屋」2023/7/16 鎌田華乃子さん『コミュニティ・オーガナイジング』

日曜朝のTwitterスペース「本を囲んだ語り部屋」
7/16は鎌田華乃子さんの『コミュニティ・オーガナイジング』を取り上げました!!

こちらの本の副題は「ほしい未来をみんなで創る5つのステップ」、そしてコミュニティ・オーガナイジングとは「人々が力を合わせて大きな力を生み出し、社会課題を解決することであり、その方法論」だとflier要約には書かれていました。

鎌田さんのホームページでの解説を見ると、スイミーのようにみんなが集まりながら課題に向き合う絵があり、その世界観を感じることができました。

印象的だったのは「スノーフレークリーダーシップ」です。スノーフレークとは雪の結晶のこと。コミュニティ・オーガナイズにおいてはリーダーが他のリーダーを育成し、育成された人がさらに他のリーダーを育成するというスノーフレークリーダーシップによって活動を広げていくと書かれていました。カリスマ的なリーダーを中心に活動するのではなく、想いをもった人がみんなリーダーであり、それぞれがリーダーシップを発揮して大きな力を生み出していくという世界観には大きな学びがありました。

語り部屋では「弱いナラティブ」についていろいろと語り合いました。コミュニティ・オーガナイジングではまず一人の「私のナラティブ」が小さな熱源となります。そして様々な人と対話を通じて価値観や経験を共有する中で「私たちのナラティブ(パブリック・ナラティブ」として大きな熱源に育っていきます。振り返ると、MVVといった強いナラティブは人を1つの方向を指し示すメリットがある一方で、弱いナラティブをかき消してしまうデメリットもあるように感じました。コミュニティ・オーガナイズでは1対1の対話によってナラティブをつないでいくことが大切だと書かれてました。改めて弱いナラティブに対するまなざしを大事にしながら、動的な広がりの可能性を持つことを大切にしたいと思いました!

自分は「聴く」と「場づくり」がやりたいことですが、この弱いナラティブをつないでいくことが自分のミッションのように思いました。まさにナラティブがつながった語り部屋となりましたー!!

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