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「本を囲んだ語り部屋」2023/6/4 平野秀典さん『ドラマ思考のススメ』

日曜朝のTwitterスペース「本を囲んだ語り部屋」
6/4は平野秀典さんの『ドラマ思考のススメ』を取り上げました!!

ドラマ思考とは「人生をドラマだととらえ、出会った人間は自分の人生という舞台の共演者であり、感動を呼ぶ人生を送るために欠かせない存在だと考える」思考法です。

世の中のすべてのものには二面性があり、マイナスの面を無理に否定せず、困難や失敗もドラマを盛り上げるための要素としてとらえ、人生を「演出」することが大切だと書かれていました。

自分をドラマの主人公として考えると、今日という1日はどんなドラマだったでしょうか?どんな共演者がいて、どんな場面でどんな展開があったでしょうか?

ふとつながったのは、先日の荒木博行のbookcafeに出演されていた俳優の石田淡朗さんの即興演劇についての解説でした。即興演劇(インプロビゼーション)は今ここにある空間の中に流れているストーリーを掴み取ることが本質だと言われていました。毎日を過ごす中でちゃんと今ここにある空間の中に流れているものに目を向けられているか、そんな問いにつながりました。

今日は奇しくも自分が大好きなサービスを提供してくれている会社、フライヤーの10周年の日でした。数年前たまたまflierというサービスを知り、そしてちょうど始まった読書コミュニティbooklaboに飛び込みました。

booklaboの開催初日、竹橋のフライヤーオフィスを訪れたときの情景はいまでも目に浮かびます。期待と緊張の中、果たして自分は溶け込めるのだろうかとドキドキしながら扉を開いたことを今でも思い出します。まさにその扉は自分にとっては自分の可能性を開いてくれるものだったと思います。そして今日もflierの要約を読みながら、こうしてみんなと語り合っているドラマの中にいることに気が付きました。この後もどんな展開になるかワクワクしながら、今ここにある空間を楽しんでいきたいと思います。

そして参加者の方からは禅における「主人公」という言葉の意味を教えてもらいました。禅においては主人公は「人間一人ひとりの主体的な人格」という意味があるそうです。

「私たちは、本当の自分というものをとかく見失いがちです。とくに今日、私たちをとりまく環境からくる刺戟はたいへんなもので、外のものに目を奪われている間に、自己を喪失しやすくなっています。そこで、いつも主体的な自分というものを、はっきりと自覚していなければなりません。」(『床の間の禅語』)

ドラマ思考を通じて、自分の主体性に気づき直し今ここに目を向けていくことができそうな気がしました。
ぜひみなさんのドラマをいろいろ教えてくださいねー!

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