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ひかる石のお話

今回は、僕が考えているストーリーつづっていきます

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「この石は僕の宝物なんだ」

ここは、小さな魔法が存在している世界。
攻撃的なものではなく
エンチャント(付与)の様な、ごく小さな魔法。
その魔法にまつわる、ある男の子のお話

主人公は、男の子。
その男の子は、お母さんやお父さんに
「これが欲しい!」など
自己主張することがほとんどない。

ある時、おめかしをして、
出かけた際も、
両親が
「なあ、ボウヤ。何か欲しいものがあればなんでも言っていいんだよ」

というが

男の子は決まって
「特に欲しいものはないんだ」

と毎度お決まりのセリフをはく。

両親とも
「この子は何が好きなんだろ」
と困り果てていた。

数日後、またお出かけをしていた帰り道
男の子がピタッと動きを止めてあるものを見ている。

両親は、
「何をみてるんだい?」
と問いかけると

「ほらっ!あそこに光る石があるよ!」
というが指差した方にある石は
両親からみると

何の変哲もない"ただの石ころ"

でも,男の子は走り出し
どうしても、この石が欲しいんだ!
といいはじめた。

両親とも
「なぜ、あんな石に」と呆れはしたが
あんなに、夢中になる息子を見るのは初めてだったので
「じゃあ、持って帰っても良いよ」と
男の子に石を持ってくる様にと伝えた。

すると、
男の子がその石を持った瞬間に
「光のエンチャント」が付与され光り出したのだ。

それをみた両親は、
「ただの石じゃなかったのか」
といい、大切にするんだよと家に帰った。

その石を男の子は
毎日肌身離さずもっていた。

そんなある日、男の子が石を眺めていると
窓の外にいた、大人の人が
「何だあの光る石」はと

目をつけてしまい、その夜に盗みに入ってしまった。

朝起きると、男の子の大切にしていた石は
なくなっていた。

男の子は「石がない!石がない!」と
いうが,
両親とも「石なんかまた、見つければいい」といい相手にしない。

男の子は外に飛び出し、探しに出た。

一方、盗みに入った石泥棒は
「盗んだはいいんだが、あれ?石が光らないぞ?」
と困惑していた。
「でも、あのボウズが"持っていた時"は光っていたな、、エンチャントも消えてるし、どういうことだ?」と。

「まあ、とりあえず持ち歩くか」と
石を持って街へ出かけた。

男の子は、必死に石を探していた。
そして、夕方ごろになって、
バッタリと石泥棒と男の子が鉢合わせ。

石泥棒は、「まずい!」と思ったが
顔は知られてないので気が付かれないだろうと
思った。

しかし、男の子は、
「あれ?!その石!」と石泥棒のポケットに入っている石を見つけた様子。

石泥棒に「待ってよおじさん!あなたのポケットに石が入ってるでしょ!?それはぼくのなんだ!」

といい、石泥棒に掴みかかる。

石泥棒は「いやいや、これは俺が拾ったんだよ!」といいはり、男の子を突き飛ばした。

男の子は、泣きながら
「それはぼくの石なんだ!!!」と
大声でわめいた。

そうすると、石泥棒は
「だったら、証拠を見せてみろよ!」
といった。
男の子は「その石はぼくが持つと光るんだ!」
といい、
石泥棒は「そんな馬鹿な、まあ、光るわけはないが持ってみろよ」と渡す。

男の子は「やっと見つけた。」と
大事そうに石を手に取り
小さな手で包んだ。

そうすると今までよりも煌々と石が光りはじめた。

「ほら、やっぱりぼくの石だ。」と
騒ぎを聞きつけて、見に来た野次馬たちも
その光る石をみて、「これは彼のだ」と

その石は男の子の手に戻ってきた。

「これはぼくの宝物なんだ」といい
家に帰った。

その後わかったのは、「光のエンチャント」が付与される条件は『価値』。

その物資や、物体に心の底から価値を見出してくれる人が現れた場合にのみ
光のエンチャントは付与され

価値を感じていないのに
邪な気持ちで手に取ると
途端に光の力は失われてしまうというものだった。

価値観は人それぞれ、
男の子は、その石を大切に保管して
友達が来た時に石を見せ、その石が光って見える子、見えないこがいることがわかる。

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あなたは、何を大切にしていますか?
誰かに押し付けられた価値観で
苦労しているなら

一旦その価値観を捨て
もう一度"自分の価値観"を思い出してはいかがだろうか?

あなたの光る石が見つかりますように。

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