【リアル・パートナーズ】共同親権導入で、学習塾はどう変わる?

┏━━━◆◇リアル・パートナーズ メールマガジンvol.802◇◆━━━━━┓

『目指せ!地域ナンバーワン個別指導塾』 毎週水曜日・金曜日発行
~2024.06.14~

当メルマガでは、あなたの塾が、
「地域ナンバーワン個別指導塾」になるヒントを毎週お届けします。
私の考える「地域ナンバーワン」とは、ズバリ「生徒が辞めない塾」です。
そして、そんな良い塾が増えること、あなたの塾がそうなることが私の願い。
机上論ではない、現場主義の実践的な情報をどんどんお届けしていきますので、
あなたの塾経営にぜひお役立てください。

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

【ご質問・ご要望も大募集中!】

「こんなテーマで書いてほしい」「こんなときどうすれば?」という
ご要望やご質問もお待ちしております。
お寄せいただいたご質問には、
メルマガ内で可能な限りお答えしてまいります!
→ info@r-partners.jp

【以前の記事はこちらから】
→(フルバージョン)  https://note.com/yasuta_rp
→(メインテーマのみ) https://r-partners.jp/category/blog

【目次】

◇お知らせ
◆まえがき     『文化祭、やっと終了』
◆今回のテーマ  『共同親権導入で、学習塾はどう変わる?』
◆あとがき     『不合格からのリベンジは、学年5位!』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◇お知らせ(1)<科学的根拠に基づいて生徒を伸ばす方法>

学習塾を長年運営していると、今までの経験や感覚だけに頼って
生徒さんへアプローチしてしまうことはありませんか。

それが必ずしも悪いわけではありませんが、本来であれば、そうした「思い込み」をリセットし、
科学的根拠(エビデンス)に基づいたアプローチで、
確証を持って子どもたちに接していきたいところです。

そこで、教室運営システムComiru(コミル)の株式会社POPERさんと共催で、
「科学的根拠に基づき生徒を伸ばす方法」をテーマにセミナーを開催いたします!

講師は、かのベストセラー「学力の経済学」の著者・中室牧子先生です!!

中室牧子先生 プロフィール
=====
慶應義塾大学総合政策学部 教授
慶應義塾大学卒業後、日本銀行等を経て現職。コロンビア大学にてMPA、Ph.D.取得。
専門は教育経済学。国の産業構造審議会、規制改革推進会議等で有識者委員を務める。
著書はビジネス書大賞2016準大賞を受賞し
発行部数30万部を突破した「『学力』の経済学」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、 
週刊ダイヤモンド2017年ベスト経済学書第1位の
『原因と結果』の経済学」 (共著、ダイヤモンド社)など。
2021年9月からデジタル庁のシニアエキスパート(デジタルエデュケーション統括)。
=====

【学力の経済学】
https://www.amazon.co.jp/dp/4799316850
【まんがで分かる学力の経済学】
https://www.amazon.co.jp/dp/4799323954/

中室先生の著書『「学力」の経済学』 Amazonの紹介文より
=====
「ゲームは子どもに悪影響?」
「子どもはほめて育てるべき?」
「勉強させるためにご褒美で釣るのっていけない?」

「データ」に基づき教育を経済学的な手法で分析する教育経済学は、
「成功する教育・子育て」についてさまざまな貴重な知見を積み上げてきた。
そしてその知見は、「教育評論家」や「子育てに成功した親」が
個人の経験から述べる主観的な意見よりも、よっぽど価値がある
―むしろ、「知っておかないともったいないこと」ですらあるだろう。
=====

間もなく、生徒さんと長時間接することができる夏期講習の季節です。

この期間をより効果的に過ごすために、データに基づいた生徒の伸ばし方を学び、
貴塾の指導法の引き出しを増やしませんか?

・忙しくて、生徒さんとの接し方は経験則“のみ”に頼りがち
・調査結果を元にした子どもへの効果的な接し方を聞いてみたい
・生徒の行動に良い影響を与えられるよう、自塾での接し方をアップデートしたい

などに当てはまる方はぜひご参加ください。

経験則や感覚で運営してうまくいっており、結果論としてそれが正しいものなのだとしても、
「なぜうまくいっているのか」という客観的な根拠が分からなければ、
毎回、感覚に頼らざるを得ず、持続的な再現性は低くなってしまいます。

逆に「なぜうまくいくのか(いかないのか)」が科学的に立証できれば、
自信を持って続けることも、改善もできますよね。

教育経済学の視点から、子どもを伸ばす効果的な方法を学んでみましょう!

参加費用は、POPERさんのご厚意により今回もなんと無料です!

夏期講習前のお忙しい時期かと思いますが、
ぜひ日程をご調整していただき、ご参加くださいませ。

<「学力」の経済学著者・中室牧子先生、オンライン講演会>

■テーマ   : 〜経験則や勘で教育していませんか?〜科学的根拠に基づき生徒を伸ばす方法
■講 師   : 中室 牧子先生(慶應義塾大学総合政策学部 教授 )
■日 程   : 7月3日(水)11:00~12:30
■参加方法 : Zoomを使ったウェビナー
■参加費用 : 無料
■申 込   : https://contents.comiru.jp/seminar/20240703-3/
※塾内で複数名参加の場合、1名ずつお申し込みください
      ※申込情報は株式会社POPERと共有いたします

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆まえがき<文化祭、やっと終了>

こんにちは、リアル・パートナーズの安多です。

あれよあれよで、6月ももうすぐ折り返し。
弊塾に通う高校生の多くは、昨日が文化祭でした。

高校生にとっては青春の1ページで、とっても楽しみなイベント。
それはもう、めちゃくちゃ分かるんです!

ただ、あくまで「大学受験を目指す高3生を抱える塾」の立場だけで言えば、
「早く終わってほしい」とか「そんなに遅い時間までやらなくもいい」と思ってしまう自分も正直いて、
そういう自分にもモヤモヤするというのがこの季節です(笑)。

まあ、そんなこんなでやっと文化祭が終わり、
高3生もこれから夕方までには通塾することでしょう。

これで勉強時間をしっかり確保することができます。

ここ数年はコロナの影響もあり文化祭などの活動も制限されていて、
それはそれでかわいそうだと思いつつも、
その時間をうまく活用して受験に臨んでもらっていた部分もありました。

しかし、本来は今の状態が「普通」です。

文化祭でしっかり楽しんだ分、これから勉強時間を抽出してもらいます。
熱い夏休みも待ってますからね。

高3生のみなさん、覚悟しておいてくださいね(笑)!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆今回のテーマ<共同親権導入で、学習塾はどう変わる?>

かねてより喧々諤々で意見が飛び交ってきた「共同親権」ですが、
ついに日本でも法案が可決されましたね。

<共同親権とは>
https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20240417d.html

両親が離婚した場合、子どもの親権を誰が持つのかという議論ですが、
日本では長らく、父母どちらか一方が親権を持つという
「単独親権」の制度下で運用されてきました。

諸外国を見ると共同親権のほうが一般的ではありますが、
それぞれにメリットやデメリットがありますが、詳しくは上記リンクをご覧ください。

共同親権に関する決まりを盛り込んだ改正民法は、
2026年度(つまり2年後)までに運用が始まる見込みです。

こうなった場合、学習塾運営にどんな影響が及ぶでしょうか。
一緒に仮説を立てつつ、今のうちに取れる対策は始めておきましょう!

考えられるのは、このあたりでしょうか。

(1)入塾などの契約ごと(書面の取り交わしなど)
(2)保護者さんとのコミュニケーション
(3)生徒さんの生活リズムの変化

(1)入塾などの契約ごと(書面の取り交わしなど)

単独親権下では、親権を持つ親がサインすればそれで良かったですが、
共同親権になると、子どもの教育に関する決定は両親双方の同意が必要になります。

入塾に関する書面に両親の署名が必要になるケースや、
契約内容の変更や重要な連絡事項について
双方の親に通知できる体制づくりを求められるケースが発生するかもしれません。

母親が入塾を決めてきて、
父親が「そんなの聞いてないぞ!」なんてパターンもありそうですよね。

どちからが夏期講習を申し込んだら、
もう一方が「そんな高い費用は用意できない!」と言い出す場面もあり得ます。

そもそも共同親権下では、教育費をどちらが負担(分担)するのかという問題もありますから、
塾側は支払い方法や財務管理の仕組みの見直しを迫られるかもしれません。

請求書などの送付先も、両親それぞれに対応するなどの配慮も必要です。

現在は教室管理システムやSNS(LINEなど)を使って
保護者さんと連絡を取っている塾さんが多いでしょうが、
このアカウント登録なども両親にそれぞれ行ってもらう必要が出てくる可能性があります。

(2)保護者さんとのコミュニケーション

上記の業務連絡等をどうするかという問題とも関連してきますが、
共同親権下では両親双方が子どもの教育に積極的に関与する形となるため、
塾としては双方とより緊密なコミュニケーションを築く必要があるでしょう。

生徒さんの様子などの現状報告も両親それぞれに行い、
面談の際もどちらが出席するか、しっかりと意思確認をしなければなりません。

当然、進路や大枠の教育方針についても、父母で意見や要求が異なる場合があります。

一方が勉強や成績に強いこだわりがあり、
もう一方はもっとおおらかに学ばせたいなんてパターンの食い違いは
離婚していようがいまいが発生することですが、
共同親権下では双方個別にその確認が必要ですので、工数的な手間も増えます。

両親の間で意見の相違があった場合、
塾としては「お二人で話し合って決めてください」と言うしかない気もしますが、
こちらも巻き込まれてしまうといろいろ大変ですよね(苦笑)。

(3)生徒さんの生活リズムの変化

共同親権により、子ども(生徒さん)は
双方の親の家を日常的に行き来することが増えると予測されます。

今日はお父さんの家に泊まる、今週はお母さんの家で過ごす、などです。

そうなった場合、塾は授業スケジュールに柔軟性が求められることになります。

「来月はずっと(通塾するには遠い)お父さんの家で暮らすから、塾には来られません」
と言われても、通塾を強制することはできませんしね。

振り替え授業やオンライン対応ほか、
欠席時のフォローアップ体制も強化する必要があるでしょう。

また、子どもたちは共同親権下の新しい生活環境に慣れず、
メンタルの負担を抱えてしまうことも十分に想定できます。

これまで以上に生徒さんの表情やしぐさに目を配り、配慮していかなければなりません。

離婚は極めてプライベートな問題であり、
塾がどこまで踏み込んで関与するかは判断に迷うところですが、
忘れてはならないのは子どもの利益を最優先することです。

迷ったら「それは子どものためになっているか」に立ち返って
考えると良いのではないかと思います。

【今回のまとめ】
・共同親権が運用されたときへの対応を準備しておこう
・判断に迷ったら、子どもの利益を最優先に考える

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆あとがき<不合格からのリベンジは、学年5位!>

先日の中間考査で、高1生が学年5位/240人を取ってきました!

高校に入って初めての定期考査で、本当によく頑張ったと思います。

実はこの生徒さん、高校入試ではチャレンジ受験で、
残念ながら第1志望は不合格だったのです。

いま通っているのは第2志望の高校なのですが、
腐ることなく、春休みから勉強のペースを落とすことなくコツコツ頑張っていました。

中学までは平均前後ぐらいの成績でしたので、本人も驚きを隠せない様子です(笑)。

高校入試のリベンジを、しょっぱなから果たした姿に痺れます!
最高のスタートを切ることができましたし、この調子で期末考査も頑張ってくれるでしょう。

生徒さんたちには「高校入試は通過点」とことあるごとに伝えてきましたが、
それが形になってとても嬉しいできごとでした。

成績上位をキープして、大学入試では指定校推薦も選択肢に入れていってほしいところです。

────────────────────────────────────────────
株式会社リアル・パートナーズ ~地域ナンバーワン個別指導塾を創るコンサルタント~

〒665-0881 兵庫県宝塚市山本東3-10-1-1F
【目指せ!地域ナンバーワン個別指導塾】発行者:安多 秀司

◇今回の「目指せ!地域ナンバーワン個別指導塾」はいかがでしたでしょうか?
ご意見・ご感想等、お気軽にお伝えください。→ info@r-partners.jp

◇以前分のメルマガはこちらをご覧下さい。
→(フルバージョン)  https://note.com/yasuta_rp
→(メインテーマのみ) https://r-partners.jp/category/blog

※このメルマガは、著作権により保護されています。
許可無く、内容を無断掲載・無断引用することを禁じています。
従って、内容を誰かに教えたい、共有したいと思っていただけた場合は、
読者登録( http://www.mag2.com/m/0001341233.html )をお勧めくださると嬉しいです。
私も、少しでも多くの方に喜んでいただけるよう、頑張って参ります。

────────────────────────────────────────────
(c)2011-2024 Real-Partners All Rights Reserved.
このメルマガは、まぐまぐさんのご協力により配信しております。
ありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?