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感染者数が微増に転じたので、近未来予測をしてみた

noteに久しぶりに感染者予測を残しておきます。

2月中旬から明らかに新規陽性者数の推移に変化がみられていたのですが、この1週間で【微増傾向】へと潮の目が変わったことが確定的になりましたね。

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R(1週間での変化率)が0.7→1.05程度に変わっているように見えます。
つまり、毎週30%ずつ減っていた新規陽性者数が、毎週5%ずつ増えてきた、ということです。
(仮にR=0.7が今も続いていたら、日々の新規陽性者数は平日でも500人を切る位にまで減っていたはずなのですが……残念です……)

人間側の感染対策の取り組みが2月中旬から大きく減衰してしまった? という感覚は私にはないので、もしかしたら、この状況変化は「変異株」が優位になってきた結果かもしれません。(あくまで素人予想ですが)

人間社会の側で更に強力な対策を実施しない限り、再度減少傾向に向きを変えることはできず、ジリジリ陽性者数が増え続ける状況が続くことになりそうです。

というより、むしろ3/21を目処に首都圏の緊急事態宣言が一旦解除される様なことがあれば、最良の予測(R=1.05→1.1程度の増加)でも5月末には再び3,000人/日を超える新規陽性者が出てくる可能性が高いと思われます。

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(3/21からR=1.1に切り替わった場合の予想線も追記してみました)
(※追記 upしてから気づきましたが、3/21に緊急事態宣言が解除されたとしても、その影響が「見える化=新規陽性者数に反映」するには10日~2週間ほど後ですね。ミスしました。図面差し替えるのが面倒なので、脳内でR=1.1の予測線を脳内で2週間ほど後ろにずらしてくださいm(_ _)m)

そして、新規陽性者数が上昇傾向になった結果、入院療養者数の減少もこの週末で底を打ち、来週からは再び増え始めると予想できます。さらに再来週からは日々の死者数もまた増加に転じるでしょう。

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(「入院療養者数」=「過去11日間の新規陽性者数の合計」で予想しています。過去の経験上±10%程度の精度で相関しています)

とても楽しさを感じられない未来予想図ですが、
【悪い予想は、正しい対策を繰り出すことで、ハズレに変わる】
ものです!!

個人にできることはもう耳にたこが100匹ほど付いてしまっていると思いますが

・体調不良時は外出控える
・こまめな手指消毒
・他人のいるところでは常にマスク
・3密を避ける
・特に同居家族以外との飲食は特に注意(可能な限り避ける)
・移動や休憩など場面の切り替わり時に注意(マスク無しの会話や手洗い忘れなど)

などを再度確認しておきましょう。
また、(日本においてアナフィラキシー症状の出る方の割合が諸外国に比べ高いことが少し気がかりですが)、ワクチン接種しようと考えた方はチャンスが回ってきたら早期に接種しましょう。

一方、政府の方々は、より戦略的視野で科学的な根拠に基づく、現状よりもう一段強力な対策を、どうかお願いします。
5~6月に3度目の緊急事態宣言、というのはなんとしても避けたいので、どうかよろしくお願いします。

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