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猶予はあと10~20日ほど。心構えのレベルを一段上げましょう!!
たった4日前(3/28)に4/3~5頃が状況変化の目安と予測したnoteを投稿したのですが、ここ数日の感染者の推移はその予測を裏付けており、私たちの取る対策は4/10~20頃が一つの転換点(感染確定者が10,000人に達する)になりそうです。
感染者数の拡大はまだ第4段階の状況で経過している
先の投稿で日本の感染拡大はいま4つ目の段階に入っていると書きましたが、3/31までは3/24頃以降の【第4段階】が継続しているのが最新のデータでも分かります。
3/28時点で予想した再生算数(R0)=1.7よりは若干高めに推移していますが、様々な対策が講じられていなかった状況(2/10~27頃の第1段階)におけるR0=2.5に比べればまだ低く推移しているので、クラスター対策班や医療従事者、保健所などのクラスター補足/連鎖阻止と国民の感染予防の取り組みが効いているのでしょう。
春分の日三連休における外出などの影響が「見える化」するのはこれから
しかし、全国一斉休校の解除の報道が流れて全国的に国民の緊張感がフッと弛緩した春分の日三連休では多くの国民が外出した様子が報道されました。その結果が今徐々に見え始めています。
地元三重県では3/30に10例目、11例目の感染者が見つかりましたが、ふたりともに関東からの来訪者でした。
(10例目)埼玉県在住・3/28の18時頃から38.9℃の発熱
(11例目)東京都在住・3/25頃から微熱・悪寒、3/29から38℃台の発熱
潜伏期間が1-14日(一般的には約5日)といわれている所から逆算すると、ふたりとも春分の日の三連休(3/20~22)の頃に感染したと考えられる事例です。
マスコミでは著名人や報道機関での感染者の情報がいくつも流れはじめていますが、これらも春分の日三連休に感染した人達のうち、早期に発症/発見された事例と考えられます。本格的にその人達が「見える化」するのは春分の日から2週間後、つまり4/3~5頃です。仮に三連休の状況が、多くのひとが対策を講じていなかった【第1段階】と同じ程度に感染拡大を起こしてしまったとすると、再生算数(R0)=2.5程度まで感染者数の増加速度が増す事が想定されます。
4/10~20頃にはPCR陽性件数が10,000件を超える
日本における感染拡大は、最悪の想定でR0=2.5程度で推移する場合は早くて4/10、第4段階の状況が維持できたとしても4/20までにはPCR検査陽性の患者数が10,000人を超えます。
これは、日本全体で平均すると百万人当たり約80人となります。10万人都市でも8人いる事になります。つまり、あと10日~2週間ほどで日本のどこに居ても身近に感染者がいる、という環境になるのです。
その頃はテレビで毎日報道される一日当たりの新規感染者数が1,000人を越える状況となります。
これは今までの経過を見ると、残念ですがかなり確度の高い予想です。
前向きにこの事実を受け入れ、その上で自分や家族の生活の仕方を考える方が良さそうです。
・企業の方は従業員や家族の中で陽性確定する人がでた場合の対応(つまり、事業継続計画)を決めておきましょう
・学校関係の方は学生や生徒、同居家族に陽性者が出た場合のルールを定めておきましょう
・行政の方は外出の自粛やその解除をどのような基準で行うのか? 医療/介護機関をどのように支援するのか? 在宅の生活困難者をどう支えるか? などを新型インフルエンザ対策マニュアルを元に関係者で同意しておきましょう
猶予はあと10日ほどです。
なお、市民一人ひとりにできるのは以前も今も、これからも変わりません。
・こまめな石けん手洗い
・咳エチケットの徹底
・クラスター発生3条件の重なる場所への外出自粛
・適度な食事と運動、睡眠による免疫機能の向上
息切れしないようにリラックスできる空間を自宅の中に作りつつ、息長く頑張りましょう!!
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