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進捗を伝えよ

第14回目の今日は、「進捗を伝えよ」です。
(先週は忙しくお休みをしてしまいました。。。)

皆さん、待たせている人にストレスなくしっかりと進捗を伝えていますでしょうか?

今日は意外とできているようでできていない、「進捗を伝える」という事について少し書いていきたいと思います。

待たせる時は事前に多めに言う

人は待たされるとイライラする生き物です。
誰でも普段から人を待たせるケースはあると思いますが、どのように人を待たせているでしょうか?

A. 何の連絡もなしに10分遅れてきた
B. 1時間まえに20分遅れると連絡があって10分遅れできた

これ、どちらも10分遅れですが、どうでしょうか?
Aに対しては少しイライラしそうですが、Bに対しては事前連絡より早く来たので少しいい印象ありませんか?

では同じ遅れるという連絡を入れる仕事のケースです。どちらがお客様にとって印象がいいでしょうか?

A. 5分程遅れると事前に伝えて、結局15分遅れてしまった
B. 30分遅れると事前に伝えて、早めの15分遅れで到着できた

答えはBです。
同じ15分遅れでもBの方が印象が断然にいい。けれど、多くの人がやってしまいがちなのはAの方です。何故かといえば、事前連絡の時点で30分より5分の方が好印象だと考えるからです。

人は第一印象をできるだけ良くしておきたいという気持ちがあります。
その結果として、後先考えずに早い段階で良い印象の方を選択してしまい、結果として悪い印象を与えてしまう事があるのです。

今後、人を待たせる時は少し多めに言うことをオススメします。

ディズニーランドの並び方

ディズニーの並び方には意味があります。
あの並び方にはどこで並んでいても、必ずどこかの列が進んでいることが見えるように設計されているのです。

ディズニーといえば、人気のアトラクションの場合、1時間以上待つのは当たり前。そんな中でストレスなく待たせる方法として、常に何処かで進んでいるという進捗を見せるというのがあの並び方なのです。人は進捗が分かると待てるという性質を利用しています。

最近では信号機に進捗を表す「待ち時間表示装置」が付いている信号が増えてきたと思います。あれが有るのと無いのとでは、急いでいる時のイライラ度が違いませんか?待ち時間が長いのであれば、違う道を選択するという事もできるでしょう。

あの待ち時間表示装置、待つとすぐイライラしてしまう関西人向けに、関西の方が先に多く取り付けられていたそうで、東京は関西に比べると後に設置されたという話です。

できる人はイライラさせない

仕事のできる人は常に相手ファーストです。人を待たせてイライラさせる事は滅多にありません。当たり前な話ですが、実は多くの人が自分ファーストで相手をイライラさせているケースが多いのです。

もちろん人を待たせない事が一番ですが、ビジネスにおいて仕方なく待たせてしまうシチュエーションはどうしても発生してしまいます。そういった場面でどういう対応が一番かを知っておいて損はありません。

人は見た目が9割。という本があったと思いますが、この見た目というのは容姿や服装だけの事ではありません。人を待たせない、待たせてもイライラさせないというのも見た目(ビジネスマナーのひとつ)だということを頭に入れておくことが必要です。

できる事を徹底的にマスターする

物事には、「誰でもできること」と「誰でもできないこと」があります。例えば、朝の挨拶は「誰でもできること」ですが、仕事で結果を出すことは「誰でもできること」ではありません。

仕事で結果を出すためには、先ず「誰でもできること」を徹底的にマスターしていく事が大事です。人を待たせている時にイライラさせないというのは、方法さえ知っていれば「誰でもできること」の一つです。

技術は簡単に上達する事ではありませんので、先ず「誰でもできること」の中でまだ自分ができていない事は何かを洗い出し、それらをできるように習慣化することで、おのずと「誰でもできないこと」もできるようになっていきます。

人は失敗をどのように対応するか見ている

何故、待たせている時に進捗を伝えることが重要なのか?それは人は、仕事を頼んだ人が失敗したときにどのような対応をするかを見ているからです。

ビジネスにおいて仕事の進捗が思うようにいかないというのは日常茶飯事です。そういった時にどのような対応をするのか、これは待たせている時に限らず、仕事において問題が起きた時にどういった対応をするか?がとても重要なのです。

ヒューマンエラーというのは必ず起きると、多くの決裁者は経験上分かっています。特に現在のような変化の激しい時代においては、正確無比に物事を遂行する人よりも、失敗しても上手く対応できる人間の方がニーズが高いのではないでしょうか。

忙しい人ほど、即レス

忙しい人ほど即レスする理由は、忙しい人はできる限り即レスをして相手にmatter(案件)を投げておく方が仕事の生産性が良くなる事を知っているからです。

朝にお客様から連絡が来ているのに、午後になってようやくメンバーにその内容を展開する人っていないでしょうか?仕事ができない人の典型例です。こういう人に限って、友達のラインは即レスだったりするから困りものです。笑

何か仕事をしているという事は、必ずそのアウトプットを待っている人がいます。今日から、自分を待っている人がどう思っているか?を考える習慣を身に付けていくことで、自己成長に結びつけていきましょう!

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