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Backlog World 2021を支えたチームを紹介したい

昨日無事完走できたBacklog World 2021。昨年に続き、イベントを一緒に作ってきた運営チームの仲間達を紹介したいと思います。ちなみに昨年版はこちら。今見ても結構熱くて恥ずかしいですね。

やはり2巡目は初回と全く違う景色でしたが、結論は「最高に楽しかった」です。いろいろこの4か月の取り組みを振り返ってみます。

まず最初にご登壇者の方々への御礼

今日アーカイブを改めて一通り見て感じましたが、これは昨年と同様コンテンツが忖度なしにどれも面白かったです。結局どんだけロジがうまくいったとしても、カンファレンスはコンテンツが全てなわけで、全ご登壇者の方に心よりお礼を申し上げたいです。また豪華審査委員の皆様が華を添えた「Good Project Award」のピッチも、いづれも興味しかわきませんでした。奇跡的に「Journey」というテーマにばっちりリンクする結末でもあり(まだご覧になってない方向けにネタばれしないようにします)、奇跡を感じました。ご登壇頂いた皆様やヌーラボ社関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。

参加するきっかけ

さて2020委員長だった西馬さん卒業された後、運営委員長がしばらく未決定で開催自体も微妙な状態であった2021ですが、正直2020であまりにやり切った感が強く、私も僭越ながら卒業させていただこうと思っていました。

ただその後、JBUG広島の中道さんが運営委員長を引き受けて頂いたというのを伺い、その直後にご本人から光栄にも運営を一緒にとお誘いのメッセージをいただきました。稀代のナンパ師である中道さんにかかれば、私などは迷うことすら許されず、「私で良ければ」とお返事させていただきました。

そういう意味で、私の最大の動機は「中道さんをお支えする」ということでした。広島という決して地の利が良いわけではないところから、若くして意欲をもって挑戦される方とご一緒できる機会は、非常に貴重だと思っています。自分も過去若造ながら色々と挑戦したことがありましたが、その時も先輩方に大いに助けてもらいました。その時の先輩方はこういう感覚だったのかもしれないなぁと、少し感慨深い想いもあります。

もちろん、単純に昨年の取り組みで得た出会いにとても価値を感じているというのも大きいです。昨年の運営の方々やご登壇された方と、イベント後もビジネスの場面で交流を続けさせていただいているケースも複数あります。ご自身のフィールドでも活用されている意欲が高い方々との出会えるのは、本当にありがたい機会です。こうしたコミュニティ活動の最大の利点だと思っています。

やったこと

そうして11月末にキックオフに参加させていただきました。中道委員長やこまみさ副委員長のカラーといいますか、運営メンバー一人一人を大切にしようとするリーダー達の意図が伝わる、とても良いキックオフだったと感じました。

運営内では、私は登壇者の方との渉外部分を主に担当しました。BackloWorld2021の公式ページのメンバー紹介には、なぜか「スーパーバイザー」という怪しい肩書になっておりましたが、自分ではごく普通の一員として仕事をしたつもりでおります。

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今回ご登壇セッション枠としては、基調講演に石倉さん沢渡あまねさん、公募登壇で常松さん名村さん遠藤さん塩谷さんと合計6名の方にご参加いただきました。そうしたご登壇者の方々への情報提供や各種確認事項をまとめていく役割です。

ご登壇者はご自身の発表のことに集中されたいはずなので、配信や事務段取りはできるだけ負担をかけないようにと思っていました。出来るだけ情報を一つに整理して、ここを見れば良いという資料を用意する必要性を昨年の経験から感じていたこともあり、下記のような「しおり」にまとめました。(DropboxPaperに情報をまとめるアイデアは、昨年のご登壇者であるめがねさんのアイデアをパクらせていただきました。ありがとうございます!)

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そんなこんなしているうち、1月後半から本業が少しバタついてしまい、定例会などに参加できない週も出てきたのが申し訳なかったです。2月後半に少し持ち直して、直前のリハーサルは運営チームでしっかり準備することができました。当日も入れて3回リハーサルをやれたのは、本番で大きなトラブルがなかったことにつながった気がします。もちろん、昨年に続き配信周りで完璧にサポートいただいた天神放送局新藤さん松井さんお二人のご協力なしには語れません。心より感謝しています。

ちなみに色々順調にいったこともあって、しまいにはイベント前日に前夜祭と称して振り返りまでやってしまいました。本番より先に振り返りをやるという委員長のアイデアは非常に斬新ですが、結果オーライにならずに、やってきたプロセスに真摯に向き合える点でも悪くないなと感じました。みんなに感謝を言える場を作ってくれたのも、委員長の粋な計らいで素敵でした。

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そんな仲間達を紹介したい

というわけでこのイベントを共に創った最高の仲間達を紹介します。運営メンバーの一覧については、こちらの公式ページをご覧ください。(ご紹介順序は公式ページの通りです)

駒田 美沙子(こまみさ)さん(@komamichako
運営副委員長
いつも優しい副委員長かつJBUG大阪のリーダー。お忙しい中でも責任感をもって役割をコミットされていた姿勢は素敵でした。当日も「ツール対談」という今年の目玉コンテンツの一つを、こだわりをもってオーガナイズされました。熱く盛り上がるお二人を、絶妙な空気感でファシリテートされるところもさすが。昨年運営内で一世を風靡した「こまみさクッキング」が見られなかったのは残念。

巻 宙弥さん(@makky_tyuyan
JBUG札幌 運営リーダー
SNSやブログなど集客担当。昨年も含めてコミットメントの強さを如何なく発揮。業務が多忙な折りも適切に周りを巻き込みながら、自身のミッションをしっかり果たされる姿勢は安心感しかない。出張生活も続いてらっしゃるようで、体調にはくれぐれもご自愛いただきたいなと思う。(老婆心)

ジャニさん(@beajourneyman
JBUG東京運営 JBUGフルリモート支部運営
BackloWorldの生き字引き。Twitterまとめ職人。コミュニティに対する溢れる愛情で、多くの示唆をイベントに注入いただいた。いつも頼れる存在。JBUGライブは負担も大きかったと思うが、作品を作るプロセス自体をシェアする感覚は、これからのイベント作りには欠かせない手法。勉強になる。

栗原 由加里さん(@yukarik_
JBUG静岡運営
安定の取りまとめ力。ロジ周りは任せて安心だ。その秘めたる熱さを知ったのは打ち上げの場所だったのというは私の不覚。また何かご一緒できる機会を持ちたい。ちなみに彼女も稀代のナンパ師中道委員長に誘われた一人。

村中 康平さん(@aricone
配信ディレクター
クリエイティブへの知見から、ノベルティから配信ディレクションまで獅子奮迅の活躍だった。2年連続MVPと言っても誰も異論はないだろう。いいものを作ることへのこだわりの強さを持ってる方。でも少し照れ屋さん。Tシャツの入った段ボールを早く引き取ってあげたい。

宮地 俊騎さん(@griffon_tm
プロジェクトテーマパーク大好き!
メンバー紹介ページの中でもユニークな肩書が目を引く。当日一番プレッシャーのかかる各セッションパートの司会を担当。当日はマシントラブルもありつつも、しっかり役割をこなされていた。非常に多忙な中でも定例への参加を欠かさずフォローされていた姿勢から、その想いが表れている。ボードゲームがお好きな部分をあまり引き出せなかったのがあまりにも残念。

井上 拓也さん(@in0u
JBUG広島運営
中道委員長にとって最高の懐刀であり心の拠り所となる存在だったのではないか?その頼もしさを例えるとすれば、ラインハルトにとってのキルヒアイス、碇ゲンドウにとっての冬月コウゾウというべきか。具体的な成果物に対する最高のスピード感で、多方面にプロジェクトを牽引された。イベント進行絵コンテをXDで書いて共有するという手法に当初やや驚いたが、XDの可能性を最大限に引き出したともいえる。各パート感のジングル(アニメーション)はすべて井上さんの作品であるのはここだけの話だ。実はプロレス好きであることを知っている。

村上 純志(むらじゅん)さん(@murajunn
BacklogWorld運営
BackloWorldを裏側から支える縁の下の力持ち。お金周りを一手に担当。シーズン後半で、TKJ(タイムキーパーJUN)という源氏名を得てから、一気にその存在感を最高クラスに高められた。当日も抜群のタイムキーピング力を発揮され、6時間のイベントが予定通り進行できる結果となった。

谷山 鐘喜さん(@shoki_taniyama
Backlogコミュニティマネージャー
あくまでもJBUGというBacklogユーザー会の主催イベントであるという建付けの中、ヌーラボ社とのやり取りを一手に引き受けつつ、各種調整を図っていただく。当日も全国JBUGリレーパートのMCを担当され、名実ともにJBUGの顔に。熱い想いを抑えながら、コミュニティメンバーをいつも気遣い最優先にしていただける姿勢はさすが。もっとBacklogを日本中そして世界に広めて欲しい。実はダジャレ好き。

中道 一志さん(@ici_mici
運営委員長
彼がいなければこのイベントは実現していなかった。広島から日本を変えかねない最高に熱い漢。でも実は色々と不安を抱えていたらしいことが本番前日のnoteでわかった。このnoteに記載もあるが、ご家族も大変な状況だったようだ。そのことを素直にメンバーに打ち明けてくれて、逆に私は中道さんを信頼できた。こういう人と一緒に何かを創れるということが、コミュニティでありプロジェクトの醍醐味なんだろうなと思う。

活動を通して得たこと

自分なりの振り返りとして改めて考えると、オンラインライブ配信イベントの勘所を大いに学ぶことができた点はやはり大きかったです。

OBSや専用機器などを活用した映像配信基盤の設計実装は勿論重要ではありますが、実際事例ノウハウも蓄積され共有も多くされるようになりました。またStreamYardなどのライブ配信サービスも出てきて、一定のクオリティであれば技術的ハードルは下がってきているのは事実です。(もちろんプロの品質にはまだまだ及びませんが)

一方で、これは天神放送局様から教えて頂いてこととして、ライブ配信イベントをオフラインイベントとは全く別のものと捉えたうえで、より緻密に全体進行の設計と登壇者と配信担当のオペレーションを組み立てる必要があるいことを、身をもって実感しました。

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このあたりの細かいロジスティックスは、複数の登壇者が物理的に離れた状況で行われるライブ配信においては想像以上に重要です。正直登壇者のオンライン登壇経験値や登壇環境にも大きな差があることが多く、ここはリハーサルを通じて埋めていくしかありません。運営側のきめ細やかな準備が差を生むところかと思いますし、過去2回のイベント運営を通じて、具体的な資料や経験値の中で蓄積できた気はします。何らか還元できたらと思うところです。

また昨年に続きこの活動を通じて得たご縁は何よりも財産となりました。

昨年に続き、運営の仲間達のみならず、ヌーラボ社の皆様、ご登壇された方々とは非常にありがたいご縁をいただきました。このイベントの後も新しい機会が出来ることを祈っています。

また、このイベント準備期間中に、運営仲間である中道さんや井上さんからJBUG広島にもお誘い頂き、登壇させていただきました。自身の想いを言語化できて非常にありがたい機会でした。

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コミュニティ活動に挑戦してまだ2年の新参ものですが、得るものしかないなぁと感じる日々です。是非多くの方に扉を開けて欲しいなぁと思います。

今後に向けて

改めてアーカイブで多くの方の発表を聞いていて、「で、お前はどうするのか?」と問いかけられている感じがしました。今や知識だけなら、ネット上のコンテンツでいくらでも得ることができます。その得たものを使ってどうするのか?どうしたいのか?これこそが、次世代のコミュニティに突き付けられているテーマであるでしょう。

学びを各自の仕事やキャリア、そして社会へのインパクトに変えていくか。

基調講演のあまねさんのメッセージを参考にすれば、「シン・コミュニティ」の実現なのでしょう。

今私はARIというSI企業の経営陣の一人として、顧客と仲間達と向き合い、企業価値を高めることに注力しています。一方で、前職含め20年以上様々な立場でシステム開発という仕事に携わる中で、不遇な立場に置かれるITエンジニアを沢山見てきました。その状況に何か自分なりに出来ることはないかというのが今の自身のテーマです。今はとにかく、自社の仲間達に最高に働きがいのある環境を用意すること、我々をご信頼いただけるお客様の期待に成果をもって応えること、それこそが最優先ですが、自身のテーマに対する新たなチャレンジも一歩出せたらと思います。

社会に何か伝えたいものがあるなら、影響力を得る必要があるし、その影響力は自ら作っていかねければ手に入らないことは間違いありません。

ありがとう、全てのJBUGer。

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