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天動説と地動説は「どちらが正しくてどちらが正しくない」、というわけではない

17世紀、ガリレオ=ガリレイが、それまで天動説が主流の考えだったなかで、「それでも地球は動いている」と自分の唱えている地動説が正しいという信念を通したという逸話は、学校の歴史の授業とかで多くの人が聞いたことあると思います。そしてそれがそれ以降の近代科学の発展への象徴的な出来事で、ガリレオは近代科学の父と呼ばれるようになった、というのもなんとなくわかりますよね。

で、そんなわけだから、これまでぼくたちも天動説が間違ってて、地動説が正しいと思っていませんか?。。。ですよね、ぼくはそう思っていました。なぜなら地球の周りを太陽が回っているのではなくて、太陽の周りを地球などの惑星が回っているから。このことを中学校で習ったとして、ほぼ40年近く信じてきました。

でも、これ正確に言うと正しくない、らしいんです。太陽と地球、または地球と月、どちらでもいいんですけど、その後に出てくるニュートンの万有引力の法則で考えると、どちらかがどちらかの周りを回ってるのではなく、お互いがお互いを引っ張り合って、その結果、重心を中心にして両方が回っているというのが正しい解釈となります。(ただその重心の位置は、ほぼ太陽の中心に等しいから、太陽の周りを回っているように見える)

「それでも地球は回っている。と同時に太陽(天)も回っている」ということです。ぼくは最近これを知って衝撃を受けました。

ここまでの話、知り合いの科学者の方にちゃんと正しいかどうかを確認して、彼はこのことについてガリレオはわかっていなかったのではないか。。ということでした。万有引力の法則がでるまで、上記のようなすべてのものは引っ張り合ってるという、考え方がなかったので、ガリレオがわかっていなかったとしても不思議ではありません。

いまの時代、何が正してくて正しくないかってあいまいになっているというのはありますよね。コロナ騒動で、今まで以上にそんな思いが強くなってる人も多そうです。そんななかで、これまで学校で習っていて、ある意味絶対的に正しいと思っていた地動説、そんなことまで実はよく理解してなかったんだというのが個人的にとても衝撃的でした、はい。

※どなたでも、この文読んで、変なこと言ってるなって、わかったらコメントくださいね😅

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