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カタールワールド杯GS第1節編


『てぃき・たか・たいむ』11月20日


カタールW杯、始まりました。 史上初めて、シーズンを2つに分けた特別なワールドカップです。 結局、全部見ちゃうのかな? まずオープニングセレモニーですが BTSのジュングクさん、見栄えがいいですね。 モーガン・フリーマンも出てきて『ショーシャンクの空に』を思い出しました。 歴代マスコットが登場し、歴代大会ソングが流れ、 これは一度しか使えない演出の手ですが なかなか良かったと思います。 中東って五輪の時にも感じましたが 演出にちゃんとお金を使えるのがいいのです。 僕らの国は良いアイデアがあっても組織員会で いじり回してダメにしてしまうのではないか?と 疑っています。 『カタール対エクアドル』は エクアドルの貫禄勝ち。 エクアドルはW杯4回目の出場ですが、 すべて今世紀に入ってからのこと。ブライトンで三笘選手と共にプレーする エストゥピニャン、カイセド、サルミエントを 応援してました。 成長を続けているカタールですが W杯開幕戦で負けた初めての開催国になりました。 過去6回の親善試合で540分間無失点を記録している エクアドルに先制を許した時点で難しいゲームでしたね。 試合終盤では多くの観客が帰ってしまい、 主催国として一抹の不安も感じました。 ここから頑張れるかな? サポーター席では「ビールをくれよ』と エクアドルのサポーターが大合唱。 みなさんも楽しんでくださいね😁 2022年11月20日


『てぃき・たか・たいむ』11月21日


ワールドカップ2日目 『イラン対イングランド』 。ともに国内リーグに所属する選手をベースに構成されたチーム同志。 その差が如実に出た印象でした。 いつもの守り方、アジア予選での守り方では 簡単にシュートを撃たれてしまいます。 イングランドのマグワイアを含む4バックシステムは 粕谷さんも読みきれなかった戦術のようですが うまくいきましたね。 ベリンガムの存在感が抜群。 イランのケイロス監督はまだ開幕戦であるにもかかわらず 0対4から次々とFWを投入し、2点を取りましたが6失点。 GS突破の可能性を残すよりもプライドを優先したのか? 会見に出席できたら聞いてみたいところでした。 あと、中継の作り手として気になったのは 早い時間にイランのGKベイランヴァントがマジトとぶつかって 脳震盪を起こしていたのにNHKの中継は ハリー・ケインのエピソードを延々と紹介していました。 そうするとその時間は視聴者不在になるのでスタッフが アドバイスを送るべき場面でした。 またFIFAも本来なら会場のファンも心配している場面で 事前に収録した楽しそうな笑顔のファンの映像を さもリアルタイムであるようにインサートしているのも 配慮に欠けるなと思って見ていました。 ああ、もうオランダ戦がはじまりますね。 書きたいことがいっぱいなのでまた! 2022年11月21日



『てぃき・たか・たいむ』11月22日


ワールドカップはGSの時期が 視聴には一番ヘヴィですね、試合数が多いから。 今朝は朝6時まで観戦したあと、7時から サッカーキングの動画収録がありました。 眠そうな顔をしています。 これがあと何回もあるのです😅 頑張らないと。では、大会中なので昨日の試合の感想の続きから 『セネガル×オランダ』 ルイ・ファン・ハール監督が再び率いるオランダと サディオ・マネを欠くセネガルの対戦。 カタール大会で初めて見るベスト16レベルの対決でした。 このグループはライバルにはまず負けないことが重要なので かなり拮抗したゲームでしたが2対0でオランダでした。 フレンキーをフリーにするための監督采配が的中。 セネガルはマネがいる時のゴールプランしか持ち合わせていないようにも 見えました。オランダがヴィンテージなプレーを見せたわけではないことは確かだったとしても 少ない点差で勝つ時のオランダは上位進出の予感がします。 南ア大会も初戦は2対0で、あとは1点差のゲームで勝ち上がりファイナルまで行きました。 GKはヘーレンフェーンのノペルトを起用して正解(ストッパーとしての実績あり)でした。 『アメリカ×ウェールズ』 ウェールズが 64年ぶりのワールドカップキャンペーンを開始 。まず応援団が熱い。 砂漠地帯だけに、乾いた時代を潤すための雨乞いの儀式にも思えました。 カタールの審判はルールブックに縛られていてまだ余裕がありません。 実力伯仲の一戦は1対1。 ジョージ・ウエアの息子さんがいい仕事しました。 総じてアディショナルタイムが長めなのが印象的でした。日付変わって 『アルゼンチン対サウジアラビア』 アルゼンチンにとって初戦はバラの園にいるはずが デビュー戦でバッタリと転倒。 やっぱりコパ・ド・ムンドは簡単ではありません。 FIFAの新ガジェットである 高度な位置検出システムはオフサイドをミリ単位で完璧に見つけ出し 正義をミクロの枠にはめ込んでしまいます。 もはや神の手はないと痛感しますね。 サウジはスタメンのうち9人が アル・ヒラル(監督ラモン・ディアス)所属で クラブチーム対代表という面でも ディアスというアルゼンチン監督の存在もまたなかなか興味深い ものがありました。 日本もアップセット起こさないと! メッシは とりあえずW杯4大会でゴールをあげた選手の仲間入り。ディエゴの出場記録まであと1試合です。 2022年11月22日




『てぃき・たか・たいむ』11月23日


今回も試合の感想です。 『デンマーク対チュニジア』 デンマークは親善試合ではフランスを破り 予選では10戦9勝とほぼ完璧な成績で 前回の欧州選手権では準優勝でした。 チュニジアは2大会連続の出場で 過去7回で5回目のワールドカップ。その経験が頼りというチーム。 2年ほど前、欧州選手権でピッチに倒れ込み 悲劇を免れたエリクセンは除細動器を埋め込んで復帰しました。 彼を見るべき試合と思って見ました。 試合は0対0。 チュニジアはキリンチャレンジカップの日本戦を 彷彿とさせる守りでデンマークを完封。得点もとれませんでしたが チャンスはお互いにありました。 シュートは12対12、 CKも11対9 。エリクセンがすべてのCKを蹴りましたが 得点できず。 VARはお互いのハンドをカウントせず 公平なジャッジでした。『ポーランド対メキシコ』 タタ・マルティーノは フアン・カルロス・オソリオ監督(64%)以来 最も高い勝率(61%)のアルゼンチン人監督。メキシコは、1998年のフランス大会でのように ”悪い時にこそ団結する”というもう一つのサッカーの格言に固執しているようでした。 メキシコは平均年齢28.46歳 イランに次いで最年長チーム。1986年以来のグループステージ突破はいかに? ポーランドは自分たちのトンネルから出たいと願っていますが レヴァンドフスキーは喉の渇きを訴えたまま。 大切なPKはオチョアに完璧に止められ、 W杯初ゴールはおあずけ。この試合も0対0。地上波のフジテレビとテレビ朝日の中継はともにノーゴール。 たくさんのゲストも呼んだけど 視聴率だいじょうぶます? 両チームともカウンターを狙うけど 人数をかけないという 勝つよりも負けたくない、が 優先したゲームでした。 『フランス対オーストラリア』 レ・ブルーは 1962年のブラジル以来のワールドカップ連覇を狙っていますが キンペンベ、エンクンク、ベンゼマ、ポグバ、カンテが負傷。若い選手でいっぱいのチームは 嵐の警告があったときに 手綱を取ることのできるリーダーの不在を恐れずに戦えるか?というゲーム。オーストラリアは5大会連続でワールドカップに出場。アジアに移ることを決断してから4大会目。 ティム・ケイヒルのような黄金世代を持たないサッカルーズはいかに? オーストラリアが先制しましたが 結果は4対1でフランス。 どこにでも顔を出し、気の利いたパスを量産したグリーズマンが 素晴らしかったですね。 ジルー2ゴール、ラビオそしてエムバペもゴール。 リュカの怪我がなければ幸先が良いといえた試合でした。 明日は日本戦の感想を! 2022年11月23日




『てぃき・たか・たいむ』11月24日


今日も昨日の試合の印象から。 とりあえず全チーム見てから落ち着きたいと 思っているのです。 『モロッコ対クロアチア』ロシアワールドカップで準優勝のクロアチア。 昨年の欧州選手権ラウンド・オブ16で スペインに延長戦の末5対3で敗れて以来、 クロアチアはここ16試合でわずか1敗でした。 ルカ・モドリッチはキャプテンとして際立っています。 8月に去ったハリルホジッチが指揮するモロッコもちょっと見たかったな。 リーグ戦では今季苦しんでいるセビージャのボノが頑張っていました。 カゼミーロの仕事までしていたモドリッチをどこで交代させるかと 見ていましたがフルタイム出場。 サイドにテクニカルな選手が揃うチーム同志なので お互いに良さを消しあってしまった様子で、ブンデスリーガではクロッサーの印象が強いソサもまるで違うタスクでした。 それにしてもフジもテレ朝もまだ3つ中継やってノーゴール。 余計な心配だけど大丈夫? 『ドイツ×日本』 やってくれました 僕らの日本代表 嬉しい。ただひたすら嬉しいです。 日本サッカーの父・ドイツのデットマール・クラマーさんにも イビチャ・オシムさんにも見てもらいたかったなあ。 ドイツは前半のもったいないシーンとやはりザネの直前の離脱が響いた、と結果論。 26人中8人までがドイツでプレーしているドイツ語圏の日本代表。 武器はスリークォーター・ミッドフィールドのアタッカー軍団、鎌田、三苫、南野、久保、堂安。これまではダイナミックでテクニカルで応用力があるけれど 最後の数メートルの鋭い価値を欠いているのが玉に傷でしたが、今回は浅野のフィニッシュも たとえそれが20回に一回だったとしても 夢のような素晴らしい一撃で ノイヤーから決勝ゴールを奪いました。 堂安もメンタル、技術ともにいいですね。 日本ははっきりした特徴を持っているチームであることを世界に示しました。 勇気を持って戦えたのはサウジアラビアのお陰かも。アジアの友人たちにいい刺激を与えてくれました。アルゼンチンもそうでしたが、ドイツも決めるべき時に決めないと 罰を受ける (前半は多くのチャンスを作りながらPKの1点だけという共通点) のがフットボール。リュディガーは恐ろしいほどの能力を持った選手で 陸上選手のようなポテンシャルをみせていたので 日本のアタッカーにはリュディガーを外して勝負しろと テレビにむかってアドバイスしてました😅 この試合は森保監督、好采配。ギャンブルに勝ったという見方もあるでしょうが、全て海外経験のある選手で固め、 初戦から超攻撃的な布陣を敷いたところに心が通った気がしました。 交代選手の質とメンタリティーが素晴らしかった。 森保監督、ありがとう。 アジアの力を見せられました。 そこはかとなく2002年大会です。 ドイツにとっては 彼らの日ではなかったとしても、ワールドカップを経験して重ねてきた実力の一部をみせられた一戦でした。 酒井、冨安などのダメージが心配。 権田は乗っていって欲しいな。このワールドカップで2番目のビッグサプライズ。 日本のセカンドユニットは魅力的です。 『スペイン×コスタリカ』 衝撃の7対0 。ワールドカップで3番目に若いチームであるスペインは 容赦も遠慮もありませんでした。 日本はスペイン戦では彼らの嫌がることをしないといけません。 ラ・ロハ、フルタイムでのパス成功率は94%! 前半45分で見ればワールドカップ史上最多となる549本のパスを通しました。 自由にボールを持たせると恐怖の時間になります。 できるだけ 彼らにボールを与えないこと。攻撃ばかりが報道されるでしょうが 守備はどうでしょうか? 確かにクリーンシートですが ロドリは課題だったCBの解決策になるのか? という疑問は残ります。 純粋なセンターバックに疑いの目を向けたその行方は? 『ベルギー×カナダ』 最初で最後の出場(1986年メキシコ大会)から 36年後にワールドカップに戻ってきたカナダ。 最後まで1対1にできる可能性がありました。 それでもPKはクルトワに止められ、決定力で勝負するチームでない弱点が克服できませんでしたね。 ベルギーはルカクの回復が遅れているのが深刻な悩みで、さすがのデブライネもパスを出す相手をなかなか見つけられないゲームでした。 アザールは往年ほどの輝きはみられなかったけど、監督から信頼されている様子。 この試合のトピックスは山下良美さん。 初ワールドカップおめでとう!後輩に花で飾られた道を作ってあげてください。 2022年11月24日


『てぃき・たか・たいむ』11月25日


昨日で32カ国の初戦は全部終わりました。 『カメルーン対スイス』 エトー会長とカメルーンは 過去に強豪チームを手なずけてきたスイスと対戦。攻撃力対守備力が事前のポイント。スイスはいつも成果をあげている。 ビッグネームもバロンドール候補もいないけど、ライバルを苦しめる存在というタグはついているチーム。 シュポ・モティングは、16試合で11ゴール。今シーズン最高のスタートを切っているのに、このチームではパスがなかなか来ない。 一人でやりきりたいカメルーンのFW達は 最後まで組織で戦うスイスを崩せませんでした。 1対0でスイス。カメルーンは大会8連敗になりました。 『韓国対ウルグアイ』 ウルグアイはマルティン・カセレス、ゴディン、コアテス、ムスレラ、カバーニ、 そしてルイス・スアレスからなるベテラン集団。バルベルデ、アラウホ、そして得点ラッシュのダーウィン・ヌニェスという若手も台頭。 ベテランと若手の間には、ベンタンクール、ベシーノ、トレイラ、バレラ、マキシ・ゴメスという、2018ロシア大会でデビューした選手たちもいて、3世代に渡って非常に興味深いカクテルを作ることができるチーム。 セレステは過去7回のトーナメント開幕戦で1勝しかしていませんでしたが 果たして?という興味。 韓国はワールドカップでは34試合中わずか6勝しかしておらず、34得点70失点。それでもアジア勢から良い刺激を貰っているはずだしタレントもいる。 結果は0対0。フェデは良かったけど、地上波の民放、ゼロ行進は続きますね。 『ガーナ対ポルトガル』は無所属となったクリスティアーノのショーケース。火曜日からチームのないポルトガル人ストライカーは 史上初のワールドカップ5大会連続ゴールを目指しています。 ドーハの974スタジアムの掲示板に出したいメッセージは『ストライカー、チーム探してます 37歳。ポルトガル語、英語、スペイン語、イタリア語を少し話す。 運転免許証と車両を複数台所有できること。 20年にわたるエリートとしての経験、36のタイトルと5つのバロンドール。 クラブ949試合、代表191試合出場。 通算818ゴール。チャンピオンズリーグ140ゴール、ワールドカップ7ゴール。 ポートフォリオ、Instagramのフォロワー数5億人。以上、興味のある方はお電話ください。 なお、前職の上司の推薦状はありません』なんて記事も見ました。カタール大会登録の830人の選手の中で唯一、チームを持たない男、C・ロナウドがPKを決めて(VARは突然、中継から消え失せた)、 伝説のエウゼビオのワールドカップ9得点にあと1点と迫りました。 対したのはブラック・スターズ(ガーナ)。イニャキ・ウィリアムなど23人がヨーロッパでプレー。 ロナウドのパーティを台無しにしようとガーナが奮闘。3対2でなんとかポルトガルは逃げ切りました。『ブラジル対セルビア』 ブラジルは直近の29試合で負けたのは1試合 (2021年のアルゼンチンとのコパ・アメリカ決勝)だけで、 7連勝中。 チッチに呼ばれた9人のストライカーは 代表チームで121ゴール。 カタールにこれほど多くの弾薬を持ち込むチームはない。 セルビアはFIFAランキングで21位と、13年ぶりの高順位。2015 FIFA U-20ワールドカップ 決勝でブラジルと対戦して、タイトルを獲得した世代が成熟。2021年にはセルビア代表の指揮を執ることになったピクシーは、20試合中、公式戦で1回、親善試合で2回しか負けていない。 手強そうなセルビアを相手にチッチの「jogo bonito」(美しいサッカー)は見られるか?という ゲームでしたが、ひたむきなブラジルは相当強いな、という印象でした。 リシャーリソンの選択も正しいことが証明され、ゴラッソなゴールも見られました。これからはゆっくり見ようと思ってたら、ありゃあ、イラン頑張ってるわ!!! 今日も釘付けかな。 2022年11月25日


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