映画「関心領域」を観て思う、現代の企業組織と私たちの課題
遅ればせながら、映画「関心領域」を見てきた。この作品については過去の歴史に絡めて語られることが大変多いと思うが、私が観ながら感じたことは、現代の日本、特に企業のあり方とそこに属する人々との共通性といったもので、落ち着かない気持ちになった。
この映画は収容所の所長である人物、ルドルフ・ヘスが主人公となっているが、ナチスないし国のトップであるヒトラーの名前は出てくるものの、ヒトラー本人については全く触れられないし、収容所の中でどのようなことが行われているかということについても直