u n t i t l e d (lyric)

u n t i t l e d

Word Writing by YAJIMA NOA
Composed by HIRONAKAURA, YAJIMA NOA
Vocal Recording at Half Green Sea - 半緑の海- (By Colin Leitch)
Mix Engineer: Hiroyuki Kishimoto (umu)
Mastering Engineer: Tsubasa Yamazaki (Flugel Mastering)
Produced by Hiroko.W

密やかさを、識る

あまり話さないあの人の
A♭の話し方が好きで

食卓に　ひと匙の　オキシトシン
陰影 / ドライフラワー / 陰影
三角屋根　喉がからからの風見鶏

愛を貼り付けるための安全ピン
メモのためのくたびれてる万年筆
日常を描いたたわいない随筆を
ちっぽけな反戦旗の代わりに枕元に置いて
日々の中を　繰り返し　繰り返し　探検し
「ボウリングや　カラオケよりも　好きだな」を
ちまちまと窓際にならべては夢を見ていた僕も

名前のない感情で揺れている　この星の底
“愛に　値札はつけられないのに”

あわひ色の教会オルガンの音が、空を埋め尽くした
お願い　今も　笑っていてね
あゝ　あゝ　窓際で　手紙を書いた　
接続詞は　すべて　溶けて　消えた
愛してた　あゝ
言えなかった言葉ごと　花束に添えて

星たちが着水した朝、聞かれた
質問のせいか　ぼくたちは寂しいんだ　
誰もが　誰もが　誰も
凪ぐ水辺　誰もいないよ
くちづけて　意味はわざとつけないでいて
街の翳　暮れてゆく
誰もが　誰もが　誰も

言葉にした感情たちが
起きかけている街中で灯っていく
はなびらが舞い　空が見えない
あゝ　あゝ　曲を書こう

あわひ色の教会オルガンの音色が
心　埋め尽くすの
お願い　今も　笑っていてね
あゝ　あゝ　まだ　僕は書き続けてる
ためらいすら　今は　おもたい　いらない
愛してた　愛してた　あゝ
愛してた
言えなかった言葉ごと　花束と流そう