2021年 U20W杯が中止されていなかったらGK編

小久保怜央ブライアン(01年早・193cm)は早生まれだが参加権を持つ。19年1月から移籍したベンフィカで下部組織のU23やBチ-ムでは主力として活躍していた。同クラブだけでなくポルトガルのクラブは青田買いを世界各国からして育成し、強気の値段で売るようなクラブがほとんどである。その為に小久保の価値を上げるこの大会には参加できた可能性が高い。
 万が一出られないとすればトップチームのGKがけが人だらけでというケースだが幸いベンフィカはトップ以外にもチームを抱えていることからそのような事案は考えにくい。
 むしろそうなった場合は欧州CLにほとんど毎年出るようなクラブのシニアのカテゴリーで日本人が起用されるという今までなかった誉ともいえる状況である。
 小久保が出ないとしても前回の19年大会を3番手だが経験している鈴木彩艶(02年・190cm)がいる。彼も21年度は5月にプロデビュー(6試合中の5試合が5月)しておりポテンシャル的にかなりの期待をしたい選手である。日本サッカーが育ってほしいと願っているGKのスーパータレントがどちらかだけでもこのスター見本市でもある国際大会を経験してくれるとかなり代表強化としても大きな意味をもったと言える。
 野沢太志ブランドン(02年・193cm・この時点では夏に修行移籍した盛岡で守護神奪取)、他の選手を呼んで長田澪(04年・190cm)を3番手として参加する案も悪くないがそれではベストメンバーを世代別の国際大会こそ原則呼ぶべきだという自論に反するのでそれはどうしてもとなった時に考えたい。
 例年であればこの大会に出るような年齢の時点では候補に困るのだが佐々木雅(02年・185cm・時点では0試合だがこの年に3試合出場)、山田大(02年早・190cm・2試合)、小畑(01年・185cm・通算7試合だが22年度からレギュラー格に)、藤田和(01年・186cm・通算21試合)等がリーグ戦やカップ戦でデビューをしており通常の大会ではレギュラー候補と言える。
 名古屋の三井(01年・189cm)、東ジョン(02年・187cm、21年は栃木)、金沢の上田樹(01年・188cm)、千葉の相澤ピーター(01年早・193cm)、大分の西川幸(02年・180cm)、マリノスの田川(02年・180cm)、鳥栖の板橋(01年・185cm・22年度で引退)等も代表に絡むには物足りなさがあり、そういった意味では1,2,3番手とがガッチリ決まっているかなり豊作の世代である。
 大学組の早生まれ、中央学院大の阿部諒(01年・193cm)、法政大の近藤壱(01年・188cm)、明治大の遠藤雅(01年・188cm)あたりまでは候補にはなったかもしれないが当該世代のメンバーが充実している状況から例年のようにチャンスはないと見ていい。パリ五輪やプロ入り後のA代表をもくろむほうが懸命である。

01年生まれの主な大学進学した候補
桐蔭横浜の佐藤藍(01年・195cm)、中央大の猪越(01年・185cm)、法政大の中川真(01年・189cm)、駒大の王新宇(01年・191cm)、筑波大の高山汐(01年・190cm)、福岡大の菅沼(01年・186cm)
立命館の北原(01年・191cm)、常葉大の中島佳(01年・186cm)
02年生まれの主な大学進学した候補。
早稲田のヒルカイレン(02年・195cm)、立正大の熊倉(02年・181cm)、明治大の上林(02年・185cm)、桐蔭横浜の西澤翼(02年・189cm)
 
私が選ぶ2021年時点でのGK陣
名前 生年月日・身長 所属(仮に21年6月に開催された時の所属 大会時点でのプロ年数(特別指定を除く)

小久保 怜央ブライアン  01年早・193cm・ベンフィカB/3年目
鈴木 彩艶      02年・190cm・浦和/1年目
佐々木 雅士     02年・185cm・柏/1年目

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