2021年 U20W杯が中止されていなかったらCB編

 主力とはいえ西尾(01年・180cm・13試合)は前年までJ3のセレッソのセカンドチームが主戦場だったがヨニッチの移籍もあって先輩の瀬古と開幕からコンビを築いてこの年は開幕からレギュラーを確保していた。12月にA代表入りを果たす勢いもあり、U20W杯が仮に開かれていたら軸となるだろう。
 馬場(01年・181cm)もこの時点では12試合の通算歴だがU17組でもありこの時点では2選手が抜け出た存在だろう。
 早生まれの山崎大地(01年・183cm・順天堂当時3回生)やU17組の明治大の村上陽(02年早・184cm)、磐田の鈴木海(02年・183cm・時点6試合)も手薄な状況なら候補となるが上記の2名は21年度時点では軸にすることに異論はない。
 柏から栃木へレンタルしていた井出(01年・180cm・2試合、5月に離脱していて選出は考えにくい)、鳥取の石田侑(02年・175cm・開幕から7試合)、FC東京の大森(02年・182cm・時点0試合)、名古屋の吉田晃(01年・184cm)、浦和の藤原優(02年・182cm・1年目で苦戦も夏の相模原レンタルで17試合出場)、清水のノリエガ(01年・182cm・通算7試合)と候補がいるが敢えて彼らの中から選ぶほど人材に困っていないのがこの世代の特徴である。
 実質育成年代の最上位カテゴリーのU20W杯はアマチュアの選手を国際大会を経験させられる最後のタイミングといえる面もある。  そうなるとその後のA代表を狙える逸材を選んでおくのは強化面では効果的と言える。
 その為1名は長身の選手を選んでおきたい。山口の国本(01年・186cm)、金沢の稲葉(02年・187cm)、FC東京の木村誠(01年・186cm・京都で1試合のみ途中7月に相模原へレンタル先を変更)、藤枝の佐古(02年・193cm・東京Vからレンタル)、沼津の井上航(01年・190cm、時点では0試合だが後半に9試合)、町田の奈良坂(02年・186cm)、盛岡の田平(01年・188cm、セレッソからレンタル)、マリノスの平井駿(02年・186cm)、大分の高橋祐(01年・188cm・ヴェル大分で1試合)らがプロ組の長身選手となる。

 世代問わず代表に多くの選手を送り込んでいるヴェルディの佐古やFC東京の木村、セレッソの田平らがベターな選考と言えるが代表選手を産んだという実績の為にも個人的には山口の国本(新潟Sにレンタルの為現実的ではない)、金沢の稲葉、町田の奈良坂らを選ぶのは各々クラブの価値を上げていくことにも繋がり面白い案だろうと考えられる。
 大学組も関東勢の明治大の岡哲平(01年・186cm)鷲見(02年・187cm)、法政大の松岡迅(01年・187cm)、順大の関礼恩(01年・187cm)、流経大の根本(02年・185cm)、駒大の松本ケンチ(02年早・186cm)関根(02年・187cm)、筑波の林田(01年・184cm)、早稲田の神橋(02年・192cm)に始まり、関西勢の近畿大の芝(01・191cm)、関西学院の濱本(01年・193cm)野崎(02年・189cm)、甲南大の當間(02年・185cm)鈴木梨(184cm・ボランチも兼務)、びわこ成蹊の大橋滉(02年・191cm)から地方の大学にも仙台大の和田昴(01年・187cm)や山梨学院の一瀬(02年・186cm)、鹿屋体育大の新倉(03年早・187cm)などがいるという日本サッカーでは稀有な世代である。(人口減少もある中でそういった観点でも黄金世代と言えるかもしれない)

私が選ぶ2021年時点でのCB陣
名前 生年月日・身長 所属(仮に21年6月に開催された時の所属 大会時点でのプロ年数(特別指定を除く)

西尾 隆矢   01年・180cm・セレッソ/2年目
馬場 晴也   01年・181cm・東京V/2年目 
稲葉 楽    02年・187cm・金沢/1年目
奈良坂 巧   02年・185cm・町田/1年目

 

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