2023年5月 U20W杯を終えたファンの勝手な感想⑦GKのこと
GKは木村凌(日体大)が日本の守護神として、３月のU-20アジアカップに続いて、全試合にフル出場。身体を張ったシュートブロックを見せた一方でキャッチングに難があり、弾くシーンが目立った。
混戦時の守備も不安を残した。この世代でJリーグ(カテゴリー問わず)で活躍とまではならなくても定期的に試合に出ている選手が1名もいない為、流経大の彼島も含め大学生の選考はある意味妥当ともいえる。(Jリーグ組よりは大学Lで試合に出ている)
しかし春名は大会直前のリーグ戦で、若林は前年にプロデビューをしており現時点でプロに進んだ選手では少しリードをしていると言えた。
他のプロ入り組の候補は西村、谷口、松原快、バーンズら数える程度しか現状はいない。少しでも試合に出ている実績のある選手はいない。
ブレーメンU19でプレーする長田澪はGKの久保建英とも いえる。彼のもう1つのルーツの世代別ドイツでも代表チームに呼ばれている。
森保監督の接触もあるがまだ代表を日本にすると決まっていない。今大会呼べなかったのは意だドイツA代表入りの可能性を残したいからだろう。 木村が1stチョイスとなるのも悪くないが大宮の若林はハーフの選手特有のセービングやキック力などの身体的なポテンシャルが期待できる。
国際大会を経験してもらうことは悪くなかったはずで大会メンバーにいれてもよかったのではないだろうか。
鈴木彩やオビ、山口、小久保らが日本代表にからんでこないと困るところだが若林や長田にも同様のことを求めたい。世代別代表にも選出される未来の守護神枠候補だ。少なくとも世代別での抜擢は未来のA代表に繋がる。
3番手の彼島はFC東京若いころから代表に呼ばれているエリートではあるがトップチームのGK事情を鑑みて昇格を避けることになった。ビルドアップに自信を持ち、精度の高いロングフィードだけ
でなく、後ろで正確にパスをつなぐこともできる。またレスポンスが鋭く、流れの中のセービングはもちろん、高校年代の大会ではPKストップでもチームを救っていた。確かに期待したい選手だが
大学で活躍している選手であるなら他にも候補はいた。
パリ世代の上の年代(01年ー02年生まれ)あたりから180cm後半から190cm前後の選手が沢山いる状況になりGK候補については悩むことない状況となっている。
例えば彼島(自身は2年)と同じ流経大の1年のデューフや2月に行われたGKのみ合宿に呼んだ同志社の波多野などを呼んでもよかったはずだ。
今大会は2番手だった春名は大会直前の所属先でのリーグ戦でルーキーながらデビューを果たした。 シュートセーブだけでなく足もとの技術にも自信を持ち、 落着き払ったビルドアップで攻撃の起
点を担う。見る者を驚かせる高精度キックは必見だった。
世界に目線を置いても、決して18歳ごろから20歳までのこの時点でプロでバリバリ活躍しているGKは少ない為、ネガティブになる必要はない。
それであるからこそ尚更、若林のようなポテンシャルのロマンある選手に託してほしかったのが個人的な感想である。
実際の選考メンバー
木村凌也 03年/187cm 日本体育大
彼島優 03年/185cm 流通経済大
春名竜聖 04年/182cm 水戸
仮想の変更後メンバー
長田澪 04年・190cm・ﾌﾞﾚｰﾒﾝU19
木村凌也 03年・187cm・日本体育大*長田が呼べないケース
若林学歩 04年早・194cm・大宮
春名竜聖 04年・182cm・水戸
他の主な候補
高橋一平 03年・189cm・桐蔭横浜
ﾊﾞｰﾝｽﾞA 03年・187cm・町田
緒方要 03年・185cm・福岡大
波多野崇史 03年・183cm・同志社
福井ﾚｵﾅﾙﾄﾞ 03年・183cm・vosem U20
西村遥己 03年・187cm・新潟
川崎淳 03年・193cm・法政大
近野勝大 03年・189cm・中央大
金田大和 03年・186cm・順天堂大
森田大悟 03年・187cm・立正大
谷口璃成 03年・194cm・岡山
黒川雷平 03年・195cm・愛媛
佐藤瑠星 03年・191cm・筑波大
平尾駿輝 03年・186cm・富山
牧口一真 04年・188cm・愛媛
宮本流維 04年早・187cm・関西学院大学
ﾃﾞｭｰﾌ凛太 04年・190cm・流通経済大
ﾄﾞｩｰﾘｰ大河 04年・185cm・日本体育大
ﾍﾞﾝﾏﾑﾝｱﾐﾝ 04年・187cm・桐蔭横浜
海本慶太朗 04年・188cm・早稲田
木村和輝 04年・194cm・関東学院
藤澤芭琉 04年・188cm・法政大
佐賀鉄生 04年・190cm・日本体育大
松原快晟 04年・184cm・讃岐
関野喜平 04年・192cm・日本体育大
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