カタールW杯メンバーを予想します。


9月23日にアメリカ、27日にエクアドルと欧州での親善試合があります。
11月にドバイでカナダとも対戦しますがその1週間後にドイツとのW杯本大会が控えていますので実質今回呼ばれた選手が選考では優先されると寛アが得るのがベターです。

ではまずは発表されたメンバーを*太字は筆者の予想する26名

▽GK
1 川島永嗣(ストラスブール)
12 権田修一(清水)
23 シュミット・ダニエル(シントトロイデン)
30 谷晃生(湘南)

▽DF
5 長友佑都(FC東京)
22 吉田麻也(シャルケ)
19 酒井宏樹(浦和)

3 谷口彰悟(川崎F)
2 山根視来(川崎F)
20 中山雄太(ハダースフィールド)
16 冨安健洋(アーセナル)
28 伊藤洋輝(シュツットガルト)
4 瀬古歩夢(グラスホッパー)


▽MF/FW
8 原口元気(ウニオン・ベルリン)
7 柴崎岳(レガネス)
6 遠藤航(シュツットガルト)
14 伊東純也(スタッド・ランス)
10 南野拓実(モナコ)
9 古橋亨梧(セルティック)

13 守田英正(スポルティング)
15 鎌田大地(フランクフルト)

27 相馬勇紀(名古屋)
18 三笘薫(ブライトン)
25 前田大然(セルティック)
24 旗手怜央(セルティック)
21 堂安律(フライブルク)

26 上田綺世(セルクル・ブルージュ)
17 田中碧(デュッセルドルフ)

29 町野修斗(湘南)
11 久保建英(ソシエダ)

 大迫勇(神戸)、浅野(ボーフム)、板倉(シャルケ)らはケガの影響もあって選考外だそうです。ただ監督も公にしてますが枠に入っているとの事でした。
なのでこのメンバーから数名外れてカタールに挑む事となるでしょう。


 GKは権田とシュミットはほぼ当確かと思います。前者は森保体制で軸として起用されてきました。ビルドアップ面もロティーナ時代改善されています。それでもベルギーでレギュラーをはっているシュミットに出番があまり与えられていないのは疑問なのですがこの2名は確定でしょう。
 将来を見据えて大会を経験させるのなら谷、大ベテランにチームのまとめ役をと考えるなら川島という選考になりそうです。
 主な選考外となった選手
・東口、西川、前川、鈴木彩、大迫敬、小島、中村航、
 4年中で呼んでもよかった候補選手
・沖、オビ、高丘、村上、上福元、小久保レオ、佐々木雅、小畑、梅田、

 CBも吉田、冨安、板倉までは確実だと思います。冨安は本人が負傷開けでジンチェンコ加入やサリバ、ホワイトの活躍もあり出場が減っていますがアルテタ監督の信頼はすでに確保していますので過密日程の中でターンオーバーされていくはずです。一方で吉田のほうがシャルケで苦しんでいるので気になりますが実質ゲームプランも全て監督から任されている(その行為自体が監督の無能ぶりを示していますが)キャプテンがお怪我でもしない限り外れるとは思えません。板倉もボルシアに加入後活躍していましたが負傷してしまいました。11月の本大会直前ブンデスの試合に間に合うかどうかといった状況らしいですが3番手の信頼は高いと言えそうです。
 問題は4,5番手でしょうか。中山はSBの枠としてしかみていない監督なので除外するとして、谷口、瀬古、伊藤洋が争う事となります。川崎のキャプテンでもある谷口を森保監督は好んでいますが競るのもよむのもビルドアップも欧州でやっている若い2選手を超えるとは思えません。瀬古についてはAマッチデビューがまだでしかも1月の合宿も負傷で参加していません。その意味では不安ではありますがスイスで守備強度などもあがっていますのでそこまで心配は必要ないと思います。(もっとはやく使っておくほうがよいと思いますが)板倉の状況もありますから3名にチャンスを与えると思います。(森保監督がもともな監督なら)過去の日本代表W杯メンバーで選出時の国際Aマッチ通算出場数の最少は2試合で6人。98年の小野、楢崎、伊東。02年大会の曽ケ端、10年大会の岩政、14年大会のGK権田。また大会開催年にAマッチ初出場したのは過去4人。98年の小野と楢崎はそれぞれ4月と2月、02年のMF三都主アレサンドロとMF小笠原満男は同年3月にデビューしたばかりだった(いずれも本大会は6月)。となるので代表で試合出場すらしていない選手の選考は考えにくい。
 その他主な選考の候補
・昌子、植田、中谷、畠中、西尾、佐々木翔、槙野、塩谷、三浦、大南、荒木、進藤、立田、渡辺剛、田中駿、
 4年で呼んでも良かった候補
・ハーフナー、志村、鈴木大、鈴木義、町田浩、岩波、犬飼、アピアタウィア、角田、高橋祐、木本、奈良、藤井、チェイスアンリ、
 


 SBは長友、酒井のバカのひとつ覚えの選考はモノ申したいですが新しい選手を呼ぶのは余程ケガや不安で困っているか、余程候補となる選手がいい活躍(欧州で)だからかとなりますので妥当性はあります。右は2名しか本職をよんでいませんので酒井の次点は山根というのも確定でしょう。
 両選手に負傷が発生したならという条件付きで室屋や岩田、小池龍を呼ぶでしょうが長友をここで使ったりもしていますのでそれも考えにくいです。左は中山を長友とセット交代でずっと使ってきました。移籍後も2部とはいえレギュラーでプレーしていますので選出が濃厚かと思います。
 伊藤や旗手を呼んでおけば彼らも対応できます。チルドレンと言える佐々木翔は呼ばなかったですがこの時期で呼ばないということは外れたとみるのが妥当でしょう。中山、伊藤、旗手それで十分と考えていてもおかしくはないです。本職でSBを生業としている勢いのある選手を選んで欲しかったですが森保氏にそういった考えはなさそうです。
 その他主な選考の候補
・安西、室屋、岩田、杉岡、古賀、小池龍、松原健、小川諒、車屋、初瀬、橋岡大、菅原、原、山中、
 4年で呼んでも良かった候補
・松原后、鈴木雄、登里、吉田豊、宮原、森下、飯野、VW際、山川哲、志知、永戸、明本、佐々木旭、常本、鈴木冬、内野、小池裕、毎熊、片山、山原、岸本、
 

DH/CHも守田、田中碧、遠藤の3名が選出が手堅いです。連携面や補完性がとれているのでスタメンは異論がないのですが第4の男をリーガ2部でいい状態といえない柴崎がかわらず務めているのは解せません。しかもE-1で脇坂、ジョエルが率なくこなしていましたし、スイスの川辺も安定したパフォーマンスを見せています。名古屋の稲垣も守備系でしたが攻め上がりもみせて得点を奪う進化もしています。
 同じスペインなら橋本のほうが実用的で監督好みのはずですが柴崎に拘り続けています。これは選手にとっても監督にとってもよくないです。ドイツやスペイン相手に今のフルコンデない柴崎が通用するとも思えませんが森保監督はその辺りを考えていなそうです。
 鎌田を451時のOHとしてカウントするとおそらくこのポジションで残る枠は1,2名となりますが久保建、堂安も務める事が出来ますし、CLでもいいプレーをみせている旗手が戻ってきました。(SBも託せるので選考してほしい)OHなら南野もできますから悲しいですがメンバー入りの余白もないとみるしかないです。
 本来なら香川、清武、森岡なども451や343で戦術的に肝となる役割もできた筈ですし、ベテランとしてチームを牽引してくれたはずです。戦術的なっバリエーションを持ってカタールに挑めばドイツやスペインも簡単には日本にかてないと思いますが監督が森保氏のままではそれも期待できません。
 ウルトラCで長谷部の直前代表復帰も期待したのですが森保氏にそんな策士ぶりはないと思っていた通りでした。

その他主な選考の候補
・橋本、川辺、天野、藤田譲、稲垣、渡辺皓、松本泰、脇坂、大島、原川、森岡、三好、山口、扇原、三好、土居、三竿健、青山敏、香川、本田圭、小林祐、野津田、東、江坂、清武、長澤、永木、山田直、茨田、米本、山村、井手口、松岡大
 4年で呼んでも良かった候補
・藤本寛、アペルカンプ、橘田、荒木遼、樋口、和泉、椎橋、手塚、安部柊、松木、伊藤敦、小泉、仙頭、酒井宣、岩尾、斉藤未、高嶺、駒井、重廣、川崎颯、福岡、山本理、山本悠、郷家、前寛之、上原力、田中聡、中村慶、三田、白崎、神谷


アタッカーは三笘、伊東が軸となり、南野もモナコで苦戦していますが選ばれるでしょう。堂安と久保健も新天地で活躍中ですので5名が選出濃厚です。コロナ禍で練習に参加できなかった奥川や五輪世代の主力の三好は今季好調を維持していますが割って入る余地がなさそうです。
 坂元や伊藤達は好調、原口や遠藤渓は苦戦していますが6人目をあげるならボランチもやるようになった原口かスピード一芸の前田大(CFで使うよりWGで使って欲しい)か浅野か(ケガから復帰しても大然、古橋とキャラが重なるので使いづらい)と思います。
 E-1で呼ばれた中で相馬が唯一今回呼ばれましたが恐らく可能性が少しあるというパフォーマンスで呼ばれたような気がします。宮市がケガをしなければおそらく組み込みたかったのではないでしょうか。西村や満田の輝きですら欧州組を主力を脅かすにいたりませんでした。
 中村敬、前田直、斉藤光、渡井、邦本(プレーで大暴れしても不祥事を抱えるので呼ばない可能性大)、新井瑞、川崎修、田川、本間と欧州勢だけでも候補はいますが監督が調子がいい時に選手を呼ぶという当たり前の事をやってこなかったので選手たちにとっては気の毒な4年間となってしまっています。
 その他主な選考の候補
・大津、仲川、水沼、宮市、久保裕、宇佐美、家長、岩崎、柿谷、菅、鈴木唯、中島翔、乾、原口、相馬、浅野、前田大、遠藤渓、伊藤達、坂元、満田、
 4年で呼んでも良かった候補
・金子翔、宮城、宮代、遠藤大、藤井智、小野瀬、汰木、上門、北野、小屋松、関根、松尾、食野、長谷川竜、中山、西沢、石毛、金子拓、小柏、中村敬、前田直、斉藤光、渡井、邦本、新井瑞、川崎修、田川、本間




 CFは森保氏の実力のなさがもろにでてしまったポジションでしょう。大迫のキープ力と2列目の人材の豊富さで攻撃のデザインや整理をしなくても結果は出ていましたが世界トップのドイツとスペインに行き当たりばったりでシュートの機会が何度も起こせるとは思えません。
 結局ケガにも関わらず大迫を酷使した結果彼自身が日本に戻る事になり、しかも国内復帰した神戸でもかつての大迫ではなくなってしまいました。永井や武藤、杉本も大迫と同じように使われ当然ながら良さを出しきれず。オナイウや武蔵がその後をにないましたが定着するまで使われず。
 欧州でベルギーとはいえ最も点を奪った優磨はそこうが悪いからかSNSで暗に不満の意思表示をしたから一度も使われませんでした。
 上田や町野が最終的に残りましたが前者はベルギーで得点に集中できず。後者も台頭するのが遅すぎで東アジアの国々レベルと列強国とのワールドカップ本番ではギャップがありすぎで本来のパフォーマンスは出せない様に思います、監督が適当にプランを持たずに4年間の強化を進めた事、古橋などの大迫のようなCF型とは異なったタイプの活かし方の引き出しのなさ、過度なメンバー固定とリスクを冒さない選手選考、起用によるものです。

 その他主な選考の候補
・川又、杉本、永井、武藤嘉、岡崎、林大地、鈴木武、オナイウ阿、北川、興梠、小林悠、細谷
 4年で呼んでも良かった候補
・原大智、山下敬、山崎凌、垣田、鈴木優、山岸、藤本憲、ディサロ、知念、加藤陸、木下、


通常のW杯ならこの大会前の時期は布陣、選考、サプライズ、戦術いろんな楽しみを抱け、もしかしたら世界を脅かせるかもしれないと希望を多くもった時期でした。監督、協会があまりにも保守的すぎてもしかたらという期待は個人的にはゼロに近い状態です。次の4年間はそうならないような開かれた競争と選考をする監督が指揮を執ってくれることを切に願います。

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