日本語の押韻論:母音中心主義の問題と押韻の本質
こんばんは。Sagishiです。
今日は、「押韻」の本質とは何かを考えていきます。
1 母音中心主義の問題 まず最初に話していくのは、日本語ラップが発達させた「母音」中心による押韻理解についてです(仮にここでは『母音中心主義』と呼びます)。
『母音中心主義』とは、例えば『母音中心主義』という語の子音を外して母音だけに還元・分解し、「おいんうーいんうい」のように表す手法、そのような押韻観を差します。
この発明によって、日本語で押韻を作ることが飛躍的に容易になり、