粘性と響きの押韻論、子母音の効果 [押韻論]
本記事は、2019/02/02にniconicoのブロマガに投稿した記事です。サービス終了に伴い、noteへ記事を移管しました。過去に書いた記事なので、現在の私の押韻論から変更がある箇所もあります。ご了承ください。
序文 国内において、画期的で優れた押韻論を展開するひとは数名しかいない。多くは、母音での押韻についての論や、どう韻を踏むかという一義的なものに終始しており、その効果についてまで深く検証していない。
押韻論は、先行文献の数が少なく、文学論として確立することが難