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【NOAH】2024年5月22日の後楽園ホール大会を観ましたわーッ!!!【拳王が鈴木みのるに激勝、大岩陵平NOAHファンに愛されまくる、佐藤光留が佐々木憂流迦にシューター系プロレスラーの奥深さを見せるの巻】

 皆さまごきげんようーッ!!!いつも読んで下さっている方は押忍ですわーッ!!!初めましての方は初めまして押忍ですわーッ!!!というわけで押忍ですわーッ!!!

 さて今回は後楽園2DAYSの2日目!!!NOAHを軸にして見ると数年越しのNOAH vs 鈴木軍の最終章みたいな座組みですけれども、鈴木みのるを軸にして見ると、第1試合が佐藤光留、メインイベントが鈴木みのるというマッチメイクは、師弟の新たな船出のようでもあり、これが区切りなのか何なのかという見方にもなって面白くなりますわよーッ!!!

【第1試合】
佐々木憂流迦 vs 佐藤光留

 佐藤光留がローキック、手四つしぐさからの片足タックルで行くも、憂流迦が潰しながらバックを取って行きましたわ。そこから佐藤が腕を取ろうとすると、憂流迦は足を取ろうとしたのか、倒れ込みますが、佐藤も読んでいて被さりしぐさ、嫌がる憂流迦が体を起こす際にバックを取る佐藤という、主導権争いの結末は佐藤が一枚上と申しますか老獪と申しますか。いい流れでペースを掴んだ佐藤は、深くは追撃せずに憂流迦をロープに軽く詰めてクリーンブレイク。離れる際に憂流迦も「これはクリーンブレイクするやつだ」と分かっている雰囲気で、静かな視線を佐藤に向けていましたわ。

 仕切り直しは、頭をつけ合ってのレスリングから。佐藤が引き込むがぶりを見せますが、憂流迦が素早くバックを取って足を取ろうとしますわ。佐藤は下のポジションを上手く作り、腕を取ろうとしますが、憂流迦からすると佐藤の足のガードの外に自分の体がある為に、反時計回りに回ることが出来、腕極めから逃れられますわ。こうなりますと、佐藤はそのまま寝ていると不利なので反転して憂流迦が被さる状態へ。そこから憂流迦はフロントネックロック狙い。すぐに外した佐藤が逆にフロントネックロック狙いに行くと、憂流迦が腕を取りに行き、ヘッドロックにスイッチして、佐藤がロープに振って憂流迦がショルダータックル。倒れた佐藤を憂流迦が起こそうと手を伸ばすと、佐藤が捕獲して腕十字固めへ。完全には決めさせない憂流迦は体を後方回転して抜け、逆片エビ狙いからヒールホールドしぐさ。パッと離すとフロントハイキック、顔面への膝蹴りと意欲的に攻めますわ。コーナーエルボー、膝蹴りと攻めましたが、佐藤は蹴りをバシバシ入れて左腕攻めへ。腕蹴り、腕へのエルボー落とし、ロープ絡めの腕攻め、腕蹴りと老獪な攻めが続きましたわ。憂流迦はレッグラリアット、RKOで攻め、スタンディングのフロントネックロック。張り手合戦から憂流迦はフロントハイキック3連発。延髄蹴りを返した佐藤は水車落とし、スタンディング式のアームロック。ボディスラムで返した憂流迦はランニングの膝蹴りでカウント2。ブレーンバスター狙いの憂流迦ですが佐藤は脇固め。憂流迦は立ち上がって膝蹴りを佐藤の胸板に突き刺し、ニンジャチョークしぐさのスタンディングネックロックの体勢からぐるりとネックブリーカー風のアクションで体を入れ替えスタナーと見せかける動きからジャンピング顔面蹴りでカウント3。

 シュートテイストをまじえる佐藤に対して憂流迦がプロレスの基本的な技術を使うオーソドックスなスタイルに行こうとし、そのプロレスの枠に佐藤がスッと入りながら腕攻めにカタい蹴りを使うなどして、レスラーとしての対応力と幅をさりげなく見せつけ続けた試合でしたわ。一見すると憂流迦の快勝ですし、格闘家としての矜持とプロレスラーとしての矜持の両方を持っているのですけれども、佐藤はあくまでプロレスラーとしての意識の中にプロレスもシュートもあるのだと思いましたわ。いうなれば憂流迦は白身と黄身が混ざっていない卵で、佐藤は白身と黄身が混ざり合った溶き卵といった精神性が試合に出ていましたわ。終わってみれば、佐藤光留が歩んで来た道の意味が、意義が見えた試合となりまして、じゃあその道の先を見ましたらば、鈴木みのるの歩んで来た道であったと。そんなことを考えましたらば、第1試合がこの試合にあり、メインイベントに鈴木みのるがいることもあって、師弟の四半世紀の道を感じるものとなりましたわ。

【第2試合】
ジャック・モリス アンソニー・グリーン LJ・クリアリー YO-HEY vs 大岩陵平 稲葉大樹 宮脇純太 大和田侑

 開始、モリスとの対峙で大岩が同格に見えましたわ。ショルダータックルを受けるもアナコンダスープレックスで返し、グリーンのチョップに怯むところなしでショルダータックルでブッ倒しましたわ。さらにはタッチした稲葉とダブルタックル、大岩ボディプレス、稲葉エルボードロップとスムーズな連続攻撃。これはまさか???と思いましたわ。何がまさかなのかと申しますと、宙に浮いてる征矢 北宮 稲葉のユニットへの編入ですわ。今の大岩であればリーダーになれる座組みだと思いますの。征矢は欠場中、北宮も稲葉も地力がパンッパンに詰まったいいレスラーながら、自分から主体的に動く人たちではないので、ここから大岩の方向性に相乗りして存在感を出すのが最善策だと思いますわ。この座組みを組めばNOAHは対抗戦の流れなくてもジリジリ上がって行けますわ。内部の戦いが充実してしまいますもの。稲葉は抱え式バックドロップでグリーンの勢いを止め宮脇にタッチ。宮脇はYO-HEYにドロップキック、大和田はLJにサマーソルトキック。大岩と大和田の同時ドロップキックから、ダブルブレーンバスターを狙うと両軍入り乱れるわちゃわちゃで、4人同時のドロップキックでGLGを蹴散らしましたわ。とはいえ地力の差から大和田が捕まりローンバトルとなりかけましたが、ブーメランクロスボディで脱出して大岩へタッチ。もはやチームリーダーでエースにしか見えない大岩が串刺しドロップキック、ロープに飛ばしてドロップキック。グリーンとモリスが交代しつつ、モリスのサンセット式バックブリーカーとグリーンの河津落としの連係からファルコンアローが決まりましたが、当然のように返した大岩はモリスのタイガードライバー狙いをサイドスープレックスで返し稲葉と交代。稲葉は串刺しラリアット、ブルーサンダー。ここからわちゃわちゃして試合権利は宮脇とLJへ。ダイヤモンドダストを出した宮脇でしたけれども、分断されるとLJのブーメランドロップキック、捻り式ノーザンライトボムでカウント3ですわ。

 チームとして敗れはしたものの、大岩への期待感が凄いのですわ。いいアシストを続けた稲葉も謎に格が上がった感じがあって、非常にいい流れですわ。「大岩が見たい」がNOAHの魅力のひとつになる予感があり、これから大岩絡みでこれぐらいのカードを組むならばセミファイナルかセミ前ぐらいに入れて、目玉の1つにしていいですわーッ!!!本人もまさかこんなに支持を得るとは思っていなかったのでしょうね、顔つきも一夜で何かカッコよくなり、動きも憑き物が取れたかのように軽やかですわーッ!!!

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