【NOAH】1月13日の後楽園ホール大会全試合記事ですわーッ!!!

 皆さまごきげんよう。いつも読んで下さっている方は押忍ですわ。初めましての方は初めまして押忍ですわ。というわけで押忍ですわ。

 さて、やって参りました後楽園ホール大会!!!しっかり埋まった観客席に、NOAHファンの「メインイベントのGHCヘビー級選手権試合」への信頼感の向上を感じますわ。有明でのドリームマッチがポシャった形になったことで、ファンの「GHCヘビー級選手権試合こそ至高」という価値観が完全に最上位となり、NOAHに突如追い風が吹いていますわーッ!!!ではこの興行はどうなったのか???それを書いて行きたいと思いますわーッ!!!

 わたくしは「時間をかけて書いた長い文章で面白いのは当たり前、1時間以内で書いて短くまとめて面白くなければ意味がないですわーッ!!!」が秘かな信条ですが、今回ちょっと長いですわ。全試合観終わってから書き始めたのですけれども、書くのに1時間以上かかりましたし、普段のウリである“サクッと読める文字数”ではないコッテリなボリュームですので、そこだけごめんなさいねーッ!!!

【第1試合】
ドラゴン・ベイン アルファ・ウルフ vs ニンジャ・マック アレハンドロ vs HAYATA Eita

 座組みで言うと、全く奇をてらわない、普通の3WAYでしたけれども、上手い選手だけを配置した試合に相応しい、めちゃくちゃレベルの高い試合になりましたわ。よどみない大空中戦ですが、単調なノンストップハイスピードバトルというわけではなく、適度に間があったり、微妙な変調があったりして、飽きずに最後まで観ることが出来ましたわ。最近、新日本プロレスが、こういった試合形式の面白い試合を興行中盤に見せましたけれども、NOAHはオープニングマッチに持って来るという。そこにあるのは、満足させて興行のスタートダッシュを決める自信ですわよね。本当にいい試合でしたわ。ただ、不思議なのは、アレハンドロが何故マッチメイク的に埋もれてしまうのかというところですわね。ハイフライにしても、回転系の動きにしても、全てのアクションが的確で、しかも余裕があり、初代ミスティコみたいな凄い選手だとわたくしは思うのですわ。ABEMAはプロレスよく分からない一般人の方がほとんどなのですから、アレハンドロを売り出せば「見たい!!!」という一般の方の流入ぜんぜんあると思いますのよね。日本人で言葉の壁もありませんから、ファンとの意思疏通もはかりやすいでしょうし。最近のプロレス界はリアルタイム配信が当たり前なので、外国人ハイフライヤーよりも、せっかくいるレベル極上の日本人ハイフライヤーを大切にした方がいいとわたくし思いますのよ。アレハンドロ、生え抜きじゃないから冷遇されてるとかありませんわよね???この選手を売り出さないのは超不思議でしてよ。マスクもカッコいいから、柄をTシャツにプリントしても売れるでしょうし、激烈にもったいないのですわ。

○ドラゴン・ベイン(シューティングスタープレス)アレハンドロ✕

【第2試合】
谷口周平 vs 佐々木憂流迦

 谷口が、攻める時は攻める、溜める時は溜める試合をして、何故これが今まで出来ませんでしたのと驚くばかりなのですわ。パッと攻めたらかさにかかってラッシュをかける、何か反撃があってもガチーンと強いの入れて止めて、殺気を撒き散らす。これですわこれですわ。佐々木も谷口相手に真摯にレスリングで上手さを見せたり、腕十字をしっかり決めたりと、さすが元UFCファイターというところでしたけれども、谷口の串刺しラリアットなんか、微妙にアゴに入っているようなキツいやつで、これをしっかり真正面で受けたりしていて、元UFCファイターがプロレスに参戦しているのではなく、元UFCファイターの経歴を持つ人がプロレスラーとして頑張る姿を見せていただけたと申しますか。厳しいチョークスラムなどでも、なかなかのダメージ食らったでしょうし、まぁまぁ、最後の丸め込みも納得のフィニッシュということで。

○谷口(首固め)佐々木✕

【第3試合】
丸藤正道 杉浦貴 小澤大嗣 大和田侑 vs モハメド・ヨネ 齋藤彰俊 小峠篤司 Hi69

 丸藤がピリついた顔で入場して参りましたけれども、チームNOAHの初陣ということで、ヨネと彰俊が気合い入りすぎで、丸藤、杉浦を圧倒するという異次元展開となりまして、インパクト大!!!NOAHの名前を背負ってリング上で出したのが、90年代の新日とバトラーツというのは面白い座組みでしたわ。ヨネはいつも以上に目が笑っていませんで、杉浦相手にカタさで勝る状態で、よく見るとデカくて、こんなん強いに決まっているという説得力の塊でしたわ。彰俊は顔つきがもう歴戦の古豪。カッコいいと震え上がりましたわ。これで思いましたのは、NOAHって王道系みたいに言われがちですけれども、わたくしは昔からあまりそうは思っていなくて、多文化のプロレスだと思っていますの。大元の基礎が全日本プロレスのものというのは分かるのですけれども、それも見た限り今のNOAHにおいては変化しているようですし、三沢の理念じたいが『新しいプロレス』だったというのもありますし、色んな血を入れて変化しているのは一目瞭然ですから、全日本プロレスは全日本プロレス、NOAHはNOAH、ボーイズはボーイズなのですわ。そんでHi69も気合い入っていましたけれども、小峠は少しそういうところが見えにくかったかしら。原田的なランニングエルボーとかをハードな当たりでやるみたいなのが1つ2つあれば、小峠も印象が明確に変わったような気がしましたわ。とはいえ、小澤をガッチリ押さえ込もうとして、逆に小澤の体勢を崩してしまい、最後のフォールに手間取ったという珍しいシーンの溢れそうな気持ちを買って期待したいと思いますわ。

✕小澤(ムーンサルトプレス)小峠○

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