やすまる

沖縄県で、夫婦で漁師をしています 春は天然モズク漁や釣り、夏はイカ追い込みや夜の電灯潜…

やすまる

沖縄県で、夫婦で漁師をしています 春は天然モズク漁や釣り、夏はイカ追い込みや夜の電灯潜り、秋冬はタコやシャコ貝などの素潜り漁をやっています noteでは主に漁のことや島のことを記録していきます

マガジン

  • 超個人的な記録

    超個人的な、あんまりほかの人には参考にならないのではないかと思うようなことを書いています

  • 島の暮らし

    宮古島での暮らしを書いています

  • 海とか漁とか

    海とか漁とかのことを書いています

  • 【有料】漁の記録2023

    漁の記録を書いています 自分たちの記録用に結構詳しく書いているので、閲覧制限代わりに有料にしています ごめんなさい…お金を払ってまで見るほどのことは書いていないです…ただの記録なので…しばらくしたら無料に移しますので…

やすまる

https://yawano385.base.shop
おじいや島の人がそだてた ちょまの繊維や縄たちを販売しています ☆縄のこと おじいは器用な人で、人から頼まれて漁で使う餌木も手作りしていました。 高齢になって、漁をやめて船を降り、さとうきびの世話をしていました。そのうち、家族に心配されて離れた場所にある畑にも行けなくなりました。暇そうにテレビを見て一日過ごしているおじいを見て、島で糸づくりのために栽培されていた苧麻を渡して「縄を作ってみて!」とお願いしたのが始まりです。 縄づくりが楽しいようで、会うたびに「もっと苧麻を持っておいで!」とリクエストされるようになりました。ありったけの苧麻をあちこちから調達して持っていくのですが、次に来るときにはもう全部縄になっています。そのうち、おうちの隣の小さな場所に苧麻を植えて、自ら刈り取って繊維とりをするようにもなりました。 おじいが亡くなったとき、私はテレビの裏に置かれていた苧麻繊維と縄を引き取りました。 世の中に出して、ほしい人がいたら使ってもらえたらいいな、と思います。おじいも喜びます。 ☆ちょま繊維のこと 島では、織物のための糸の材料として苧麻が栽培されています。 島で苧麻を育て、それを刈り取って繊維をとり、糸を作って、染めて、織ります。 織物のためにはよい糸が必要で、よい糸のためにはよい繊維が必要なので、苧麻繊維は厳選されます。そうすると、糸には使えない短い繊維や古い繊維は、質が良くても使われずにしまっておかれています。手間暇かけて世話して繊維をとったことを考えると、とてもじゃないけど捨てられないんだろうなと思います。 おじいの縄づくりのために、この眠っている苧麻を買い取ることにしたところ、みんな喜んでくれました。 おじいが亡くなって縄づくりはもうできないけれど、繊維のままでもほしい人がいれば、これからも島の人が大事に取っている苧麻を活用していきたいな、と思います。

商品はまだありません