最後に笑うマトリョーシカの最後は笑えなかった。
「最後に笑うマトリョーシカ」ってドラマを結構楽しんで最後まで見てました。ヒトラーの優秀な参謀であり陰で操っていたとされるハヌッセンという人物にスポットを当てて、ドラマのメインである櫻井翔演じる清家という政治家の「中の人」が誰かという謎を、過去の殺人事件などを絡めて一介の記者が追及していくと言ったポリティカルサスペンス的な筋立てでした。清家を操る中の人=マトリョーシカという図式で、それが何層構造にも見えるので余計にマトリョーシカがキーワードにもなっていました。ただ序盤から如何にも清家の性格が表層的で誰かに操られてるを強調していたから、実は誰にも操られてなくてそれを装って利用していて実は自分の意志でしたという解答も、誰でも思いつく答えの一つであり、さらにそれを乗り越えて驚愕の真実があるのが当たりまえという感じにはなっていたので最終話の一本前までは楽しませてくれたけどね。。。。みたいなかなり残念な感じは否めませんでしたね。なんか題材が面白かったり、政界的にも今旬な所もあって非常に興味深かったのですが、これって原作の何が面白かったのかなあって違う意味で原作に興味が出ましたが、絶対に読むことはないかと思いました。役者や演出もそんなに悪くなかったので(脚本はわからないけど)なんかすごく惜しい感じはしましたよ。。。。
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