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バナナに助けられました

6月に入院していたときのこと。

看護師さんがくれた白血病の
抗がん剤治療中の食事ガイドに
”フルーツはバナナやみかんオレンジなら食べれます"(皮に覆われている為、実に菌が少ないから。)、と書いてありました。

なぜかバナナを欲していた私は
早速その日に家族にバナナの
差し入れを頼むことに。


それからバナナの美味しさに
目覚め、冷蔵庫で冷やして
食後の楽しみに..と、
1日に3本も食べてしまう日々!

入院中のバナナタイムは
本当に本当に幸せで♡

なんでこんなにバナナが美味しく、食べると幸せに感じるんだろう、と、それからいろいろ調べて
納得したんです。

ということで以下に
まとめてみました。

•バナナの栄養素、効能

•私がバナナをなぜ欲したか

•どんなバナナを選ぶべき?

•1日に食べて良いバナナの本数

•バナナの保存方法

•有機栽培バナナの見分け方


•バナナの栄養素、効能



カリウム

バナナの代表的な栄養素はカリウムです。バナナ100gあたり、1本(約200g)あたりのカリウムの量は、カリウムの量は432mgとなります。バナナはあらゆる果物の中でも、カリウム補給にピッタリだとい
カリウムは

•血圧の上昇を防ぐ

過剰なナトリウム(塩分)の排泄を促してくれる働きがあります。ナトリウムの摂りすぎは高血圧の原因となるため、カリウムを摂ることは高血圧の予防・改善に役立ちます。

•むくみを解消・予防する

カリウムは体内でナトリウムとうまくバランスを取りながら、身体の水分調整をしています。もしも体内でナトリウムが増えすぎると、身体に水分がため込まれやすくなり、むくみを引き起こす原因に。カリウムはナトリウムの排泄を促し、水分量のバランスを正常に保つ働きがあるため、むくみの予防・解消に役立つというわけです。

•心臓と脳の細胞の機能を正常化する

神経、心臓、それに筋肉細胞にとって決定的に重要なミネラルであるカリウムは上記の機能に欠かせないものです。しかし逆にカリウムの取りすぎは心臓に負担がかかります。取りすぎを防ぐ為にはヨーグルトと一緒に摂取するのがお勧めです。

※腎臓の機能が低下することでカリウムが体内に蓄積されて、血液中のカリウム濃度が上昇します。腎疾患になると、カリウムがうまく排出されず高カリウム血症となります。腎臓に疾患がある方は医師に相談し、カリウムを多く含む食品や取り方に気をつけましょう。

カルシウム、マグネシウム

マグネシウムは神経系にとっては、自然の精神安定剤であるといわれています。マグネシウムが不足すると、興奮しやすくなり、神経過敏、嗜眠(眠り続ける)、うつ、錯乱などを起こします。

骨と歯の中に私達の体の中の99%のカルシウムが存在しています。残りの1%が軟組織と血液の中にあって、神経に決定的に影響を与えます。カルシウムを適切な量に保つことでうつや記憶障害、不眠、怒りっぽさ、イライラ、緊張傾向が予防できると言われています。

ポリフェノール

ポリフェノールといえば赤ワインや緑茶に多く含まれていると知られています。実はバナナにもポリフェノールは含まれています。 熟したバナナほどポリフェノールの含有量が高いので、熟してシュガースポットが出てきたバナナがおすすめです。 強い抗酸化作用があり、活性酸素を取り除く働きがあり、生活習慣病の予防にも効果が期待できます。

•私がバナナをなぜ欲したか



バナナのことを調べているうちに私の体が欲しているのがわかる決定的なワードがでてきました。

バナナは最初は緑色に成長します。熟すと黄色くなり、この状態ではより健康的な栄養素で構成されます。

これは熟したバナナの腫瘍壊死因子の増加によるものです。腫瘍壊死は免疫系が体内の異常な細胞をチェックし続けることを可能にします。これにより、免疫系と細胞の間のコミュニケーションが改善されます。

免疫システムは、がんの細胞の形成を防ぐための時間になると、細胞を破壊する可能性があります。バナナは、エネルギーと全体的な健康を高める抗酸化物質も豊富です。



そう、ここにでてくる

“腫瘍壊死因子”

はじめて聞きました。そしてとても納得しました。抗がん剤のような作用もある、という医師もいらっしゃいました。白血病細胞に侵されている私の体を必死で回復させようと頑張ってくれている免疫機能。瀕死寸前だった私の体を救ってくれた、輸血、薬と共に自然なものを食べる、という大切さ。体の声は聞き逃してはいけない、と強く思いました。

どんなバナナを選ぶべき?


バナナの食べ頃はシュガースポットができている時。IL-12という物質増加で免疫力アップが期待でき、普通の果物では珍しい燐(りん)脂質を含有して胃潰瘍の抑制効果が期待できるます。免疫力に関しては青く固いバナナよりも8倍にもなるといわれています。

ちなみに「セニョリータ(モンキーバナナ)」など、完熟してもシュガースポットが出ない品種もあります。その場合は、軸の部分まで黄色くなっていたり、果皮の一部が少し茶色っぽくなっていたり、さわったときに少し弾力を感じれば食べ頃です。

•1日に食べて良いバナナの本数


バナナは1本あたりおよそ200gで、皮をむくと食べられる果肉の重さは120gほどとなります。このときのカロリー(エネルギー量)はおよそ112kcal。果物の中でもトップクラスのカロリーの高さです。

また厚生労働省や農林水産省によると、1日の果物の摂取量として約200gが推奨されています。そのためバナナは1日1本程度、小ぶりなサイズなら2本程度を目安にするとよいでしょう。

バナナの過剰摂取(一日に5本以上)に注意する点としては、

◎100gあたり93kcalであるため、カロリー過多になりやすい

◎果糖も過剰に摂取すると中性脂肪が上昇する

◎シュウ酸が多く含まれるので結石が作られやすくなる

が挙げられます。

•バナナの保存方法


バナナを1本ずつポリ袋に入れ、ポリ袋をバナナに巻きつけて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

バナナは追熟する果物。果物や野菜から発生する「エチレンガス」はバナナを追熟させますが、同時に傷みの原因にもなります。だから長持ちの秘訣は、エチレンガスからできるだけバナナを守ること。

まずバナナを1本ずつポリ袋に入れましょう。これで同じ房のバナナや他の野菜などから受けるエチレンガスの影響を遮断できます。そして野菜室で保存を。5〜10℃の野菜室で保存するとバナナ自身から発生するエチレンガスが減り、追熟のスピードを遅らせることができるのです。

•有機栽培バナナの見分け方



プランテーションで育てられるバナナは病気や害虫、カビに弱いため、大量の農薬が投入されます。

栄養価の高いバナナですから安全なものを選びたいですね。有機栽培、と書いてあるものは良いですが、そうでない場合に農薬を使用して育てたバナナと有機栽培のバナナの見分け方です。ぜひ参考にしてください。

・4桁で3か4で始まる番号=化学肥料や農薬を使用して栽培
・5桁で9で始まる番号=オーガニックで栽培

例えば「#4011」だと化学肥料・農薬使用のバナナだが、「#94314」だと有機栽培のバナナということになります。

•まとめ


以上、バナナについて私が調べたことで興味深かったものを集めたものです。バナナに限ったことではありませんが、特定の食材のみをたくさん食べた場合、満腹感からほかの食材が食べられなくなってしまい、摂れるはずだった栄養が十分に摂れなくなってしまいます。

適切な量で楽しく健康な体作りをしていきましょう!

また、持病やアレルギーをお持ちの方は医師と相談しながら適切な食事ができますように十分注意してください。

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