日本経済新聞

震災8年 東北各地で追悼「復興、まだこれから」

死者・行方不明者が1万8千人を超えた東日本大震災は11日、発生から8年を迎えた。被災地は荒天となったが、各地の海辺や高台では早朝から手を合わせ、亡き人を悼む姿がみられた。地震発生時刻の午後2時46分、祈りの輪は全国へと広がった。

180人以上が犠牲となった岩手県宮古市田老地区。津波の脅威を伝える遺構「たろう観光ホテル」前では住民らが手をつなぎ、地震発生時刻を知らせるサイレンが鳴り響くと同時に海に向かって黙とうをささげた。激しい雨が降り続ける中、傘をささない人が目立った。


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