読売新聞

首相「参院選最大の争点、安定した政治か再び混迷か」

安倍首相は26日、通常国会の閉会を受けて首相官邸で記者会見し、参院選で憲法改正の議論を進めることの是非を争点に掲げる考えを表明した。「安定した政治」の継続を訴える意向も強調した。政府は同日の臨時閣議で、参院選の日程を「7月4日公示、21日投開票」と決定した。

 首相は「令和の日本がどのような国を目指すのか、理想を語るのは憲法だ。この1年、国会の憲法審査会は衆院で2時間余り、参院ではたった3分しか開かれていない。本当に良いのか」と述べ、改憲論議に応じない立憲民主党などの野党を批判した。

 その上で、参院選の意義について、「憲法の議論すらしない政党を選ぶのか、国民に自分たちの考えを示し、議論を進める政党や候補者を選ぶのかを決めていただく選挙だ」と語った。


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