読売新聞

トランプ米大統領は6日、世界銀行の次期総裁として、デービッド・マルパス財務次官(62)を推薦すると発表した。マルパス氏は対中強硬派で知られ、総裁に選ばれれば、貿易政策などで中国と対立する米政権の意向が、世銀の融資政策に影響する可能性がある。

 トランプ氏は記者会見で、マルパス氏を推薦する理由について、国際問題担当の財務次官として、世銀の融資のあり方などの改革を訴えてきたことを挙げた。

 マルパス氏は「途上国の極度の貧困と闘い、経済機会を拡大するのを後押しする」と表明した。マルパス氏はレーガン政権の財務副次官補、米大手証券ベア・スターンズのチーフエコノミストなどを経て、大統領選でトランプ氏の経済顧問を務めた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?