産経新聞

3日午前の東京株式市場は新型コロナウイルスにより引き起こされる肺炎の拡大懸念を背景に、日経平均株価は値下がりして取引が始まった。下げ幅は一時400円を超えた。午前9時5分現在は前週末終値比416円83銭安の2万2788円35銭。

 新型肺炎をめぐっては2日、中国国外で初めての死者がフィリピンで確認された。中国本土での死者数は300人を超えており、感染拡大に歯止めがかからない状況となっている。

 前週末の米ニューヨーク株式市場でもダウ工業株30種平均が600ドル超下げて取引を終え、約1カ月ぶりの安値水準となっていた。新型肺炎が世界経済に悪影響を与える可能性があることを受け、リスク回避姿勢が強まっている。



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