読売新聞

残業代、3400人に7・7億円未払い…スバル

自動車大手「SUBARU(スバル)」(東京)で2015~17年、社員約3400人に対し、総額約7億7000万円の残業代の未払いがあったことがわかった。16年に男性社員が過労自殺したことを受けて全社的な調査を行い、発覚した。男性は長時間労働で精神疾患を発症して自殺したとして、18年に労災認定された。

 自殺した男性(当時46歳)の遺族の代理人弁護士によると、男性は群馬製作所(群馬県太田市)に勤務し、16年12月、同製作所の屋上から飛び降り自殺。太田労働基準監督署は、男性の死亡前約1か月間の残業時間が105時間に上っていたなどとして18年8月に労災認定した。男性はサービス残業をしており、残業記録は「0」だったという。


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