読売新聞

日航機長、1人で110件…アルコール検査回避

日本航空で昨年8月~先月上旬、パイロットが出発前のアルコール検査を意図的に行わなかったケースが163件あったことがわかった。このうち110件は男性機長(52)1人によるもので、「酒を飲まなかった日は不要だと思った」と話しているという。日航は機長の処分を検討している。

 日航の発表では、この期間に検査が実施されなかった事例は計224件あり、意図的なものを除く61件は失念などが理由だった。163件のうち、49件はこの機長と同乗した副操縦士ら26人によるもので、機長に同調して検査を受けなかったという。

 国土交通省は事業改善命令の中で、この点も「安全管理体制が十分機能していない」と批判した。


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