『「あの夜を覚えてる」一夜限りの上映会』が最高だったという話
「あの夜を覚えてる 一夜限りの上映会 in 東京国際フォーラム ホールA」を観に行きました。しっかりラジオを聴くようになったのは大学3年の頃からなので期間にして1年強、このようなラジオイベントに参加するのは初めてでした。
ラジオ知識が深いわけではない私ですが、結論から言うと非常に楽しめました。
【公演直後の感想メモ】(自分用です)
イヤホンつけてる人多いな
客層がめちゃくちゃ幅広い
東京国際フォーラムってめちゃくちゃ大きいな
最高すぎた
席近すぎて首を痛めた
佐久間さんのポスターのところがすき
高橋ひかるかわいい
ブルーレイ盛り上がってた
本筋はラジオに詳しくない人でもない人でも盛り上がれるようになっていてよかった、詳しい人は小ネタで盛り上がれる構成なので色々な層に楽しんでもらえる
ばかまじめという曲が大好きになった
佐久間さんの育児本ほしい
前半後半で2年後の構成にしてて幕間で箱内コーナーラジオと言うのも良かった、でもラジオ面白すぎて休憩行けないよなあ
映画みたいな感じだからリアルタイムで作ってる感じは作りにくかったかもしれない(相田さんのTwitterも見れないし)
→ファンと笑いどころとかを共有できてきるのがよかった(Twitterのハッシュタグとは違う連帯感がある)
久保さんのラジオ大好きなので2年後も続いてるといいなあ、久保さんの怠惰ネタが見れたのが良かった
アフタートークでは相田さんが覚醒していた
意外と未視聴参戦の人少なそう、僕のところからだと体感2割
主人公はあくまでディレクターの植村さん(高橋ひかる)だが、それぞれの人間がしっかり深められていて、ヒューマンドラマとしてのクオリティーが非常に高い
ご都合主義のステレオタイプのキャラがいない、それぞれの思いがしっかり見られた
【感想メモ終わり】
【はじめに】
僕は佐久間さんとパンサー向井さんを大尊敬しているので、佐久間さん総合演出の「あの夜を覚えてる」は絶対見に行きたいなと思っていました。
3月に公開されたときは予定がつかず行けなかったのですが、行った人からの評価が非常に高く、ずっと観てみたいなと思っていました。そのタイミングで今回復活上映会が行われるということで、文字通り音速でチケットを買いました。
【上映前】
バイトの研修終わりで1時間前くらいに有楽町に到着。おしゃれなところで小腹を満たそうと思っていたのですが、なんかよくわからなくなっちゃって気づいたらビックマックセットを食べてました
有楽町はおしゃれなところだな〜と思いながら東京国際フォーラムに到着しました。メールが迷惑メールに入っていたせいでチケット発券を忘れていたので、コンビニ引換が必要とかそんな感じだったら詰んでいました。電子発券で良かった。
席はというと1階の10列目くらいですっごいいい席でした、僕は基本的に席運が終わっているのでついに僕の時代が来たかなあと、確率の収束が始まったかなあと本編と違うところでワクワクしていました。
一応予習しといた方がいいこととかあるのかなあって思って調べたのですが何にも出てこなかったので、佐久間さんの今週分のANN0を聴きつつ時間を潰していました。
キャパ5000人くらいの東京国際フォーラムホールAですが、僕が見る限りほとんど埋まっているように見えました。「ここにいる人たち全員ラジオ好きなんだ…」と思うとそれだけでテンション上がってきました。
男女比だったり年齢層だったりも割とバラバラで、ラジオ文化が若者に広がっているのを実感します。
【作品について】
特に前情報は入れず初見で見に行きました。
佐久間さんと向井さんのラジオは一年くらい前から毎週聴いているのですが、それ以外のラジオはパラパラとしか聴いていないのでそこまでラジオ自体に詳しくはなく、見る前は少し不安ではありました。
そんな心配をする必要は全くありませんでした。
本筋はラジオをテーマとしたヒューマンドラマで、ディープなラジオネタは小ネタとして散りばめられている感じなので、幅広い層に楽しんでもらえる作品になっていました。
個人的には久保ちゃんのANNが大好きなのでラジオでたびたび話題に上がる怠惰ネタとか入ってるのがとても嬉しかったです。あと佐久間さんの育児本のくだりも大好き、もし本当にでたら絶対買います(これはアフタートークでも話題に上がってましたね)
また、2時間強という短い時間の中にもかかわらず、キャスト一人一人がしっかり掘り下げられており、キャラの魅力が全員しっかり出ているのも良い点だなあと思いました。いわゆるモブキャラがあまりおらず、メインキャスト同士の掛け合いで進行していくのが要因かなあと思っています。
上記に加え、「W主演」という形も作品にうまく作用していると感じました。
この作品の主人公の植村杏奈(高橋ひかる)はいわゆるラジオの「裏方」で、作中では裏方の仕事の大変さやしがらみの中での苦悩が多く見られました。ただこの作品はただラジオ制作の裏方だけにフィーチャーしたわけではなく、「表方」のパーソナリティにもスポットライトを当てています。それがもう1人の主人公、藤尾涼太(千葉雄大)です。
メインキャストはこの藤尾涼太以外全員裏方の仕事の人なので、作品としての比重も裏方の仕事を映す場面が多かったです。しかし藤尾涼太がW主演の一方を担っているために表に出る人の苦悩もしっかり描かれていて、それによりラジオがパーソナリティと裏方の全員の力を合わせて作られているということがより鮮明になっていました。
「サマーフィルムにのって」や「ハケンアニメ!」「サマーウォーズ」のように、だんだんチームが一体になっていき、困難に立ち向かっていくといった作品が大好きな人はこれも好きだろうなあと思います。僕はそういう人です。
【主題歌について】
主題歌「ばかまじめ」はcreepy nutsとAyase、ikuraによって作曲された曲です。YOASOBIファンの僕は曲だけは知っており、いい曲だなあと作品を見る前から思っていました。作中でどんなタイミングでかかるんだろうかとソワソワしていたらもう最高の最強のタイミングで流れてきて泣いちゃいました。
上映会後に余韻に浸りながら「ばかまじめ」を聴いていると歌詞も曲の雰囲気も全部この作品にぴったし合っているなと気付かされ、今まで以上にこの曲が大好きになりました。
以下のSpecial MVも紛うことなき神MVなので是非見てほしいです、僕は6回観ました
【アフタートークについて】
アフタートークでは相田さんが覚醒していました。軽快なMCと的確なツッコミでバンバン会場の爆笑をさらっていて、なんかすごかったです。僕の隣の席に座っていた女性はどうやら相田さんのファンのようで、相田さんのツッコミや小ボケ、一挙手一投足にめちゃくちゃ笑っていました。相田さん、侮れない……
撮影の裏話や当日の様子などトーク内容はどれもめちゃくちゃ興味深いものばかり、とっても盛り上がっていて楽しかったです。
余談を言うととにかく高橋ひかるさんが可愛かった。あと工藤遥さんはアフタートーク中ずっと椅子から足を振り子みたいにぷらぷらさせていて、めちゃくちゃリラックスしとるやんと驚きました。
【「上映会」という形態について】
元々はこの作品は配信の形態をとっていたので作品関係者とファン(もしくはファン同士)はTwitterのハッシュタグなどで感想を共有したり同じ空気感を味わっていました。
今回の上映会ではそういった形のつながりは生まれませんでしたが、「同じ空間にいる」という形での連帯感があって、それはそれでいい感じに思えました。正直イエスマン龍のくだりとか多分一人で見てたら真顔だったかもなんですけど周りが笑ってるおかげで僕も笑えました、そういういいところもありますよね。
アフタートークでも「あの小ネタでみんな笑えるのラジオファンすぎるでしょ」みたいな話が壇上でされていたりしましたが、キャストにとっても観客の反応がリアルタイムで生で伝わるのは新鮮で楽しかったようです。
次このような機会があれば、アーカイブ配信の上映会ではなくリアルタイムでの配信を観客みんなで見るパブリックビューイングのようなことができれば面白いんじゃないかなあと個人的には思いました。リアルタイムで行われている舞台を同じ空間で見守れば、そこの観客同士で「あの夜」を共に見たと言う連帯感や思い出に繋がるのかなと感じました。
【おわりに】
作品+アフタートークでとっても満喫できました。席がスクリーンに近すぎて作品を見ている間は首がめちゃめちゃ痛かったのですが(2日ひきずった)
アフタートークでめっちゃ近くでキャストが見られたのでプラマイゼロ、むしろプラスです。
Blu-ray化も発表されて、会場はとても盛り上がってましたね、今回の「あの夜」の大成功を受けて次はオールナイトニッポン60周年くらいのタイミングで同じような企画が見られたら最高だなあと思います
まあでも5年も待てないので毎年やってほしい、次はオールナイトニッポン56周年とかでやってくれないかなあ…
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