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「好きなキャラを使え」ではすれ違う説

こんにちは。格ゲー大好きやーすです。今日は少しヘイト目に聞こえてしまうかもしれない話なので、価値観が合わないなと思ったら退却してください。これは賛否両論ある話と思います。


質問された時点で自分とは違う

格ゲーのキャラ選びを尋ねてくる人っているじゃないですか。初心者なんかそうですよね。それで、格ゲー上級者の人なんかがよく確信を持って「好きなキャラを使え」と言うことがあります。これは適当にそう言っているのではなく、そのように助言する人なりに、本当にそれが一番だと思って言っていることがほとんどです。だから責める気は毛頭ないのですが、「どのキャラを使うか探している人」は既に、格ゲーをある程度やってきた人とは感覚が大きく違っている前提に早い段階で立った方がいいと思うのです。

「どのキャラを使ったらいいですか」と尋ねる人は「資格試験を受けてみたいけど、おすすめのテキストや問題集はありますか」と聞いているのと同じと思った方が良い。そういう時に「好きなテキストや問題集を使え」では回答にならないでしょう。序列の知見を聞いているのに、違う角度の回答を言われた時の絶望って結構すごいと思います。「国内旅行でおすすめは」→好きな所へ行けばよい、と答えられたらどうですか。

情報を絞りたいという需要

好きなところがないから尋ねているわけです。攻略ってそういうものだと思うんですよ。情報をなるべく絞りたいというニーズなんですね。攻略本が売られていた時代ってそうだと思うんです。トレモで調べりゃ、そりゃいつか知見にたどり着きます。その時間を絞りたいんですね。だから攻略本にニーズがある。だけど一生懸命格ゲーをやっていた人からすると、全てを味わい尽くしたくてゲームをやっているでしょう。「超好き」が前提なわけです。しかしこれは新規の人を呼ぶには、ほぼ関係のない思想になってしまう。「今はまだ好きじゃない人に好きにさせる」という状況に立っているのに、「好きなキャラを選べ」ではプログラムエラーになってしまいます。

キャラや背景に興味がない前提(今は)

新規に格ゲーを勧める人は、相手は好きになるきっかけを探している人だと思いたいですね。そして、その人は残念ながらキャラクターの見た目や背景には興味が無かった人です。100%。なぜなら好きなキャラが居る人は「〇〇ってキャラ使っても勝てますか」のような質問をしてくるからです。検索ワードで「KOF15」などタイトルを入れると、必ず「初心者」「おすすめ」などのサジェストが出てきます。これに応える動画やブログを作ろうと思ったら、「好きなキャラを選べ」という答え以外から作った方がお互いにいいと思います。そもそも「好きなキャラを選べ」はもう言説として調べる前から世に溢れすぎていて、もう今新たに言う必要もないでしょう。

キャラ愛があればラッキーだが…

ちなみに、私はスト2の時から格闘ゲーム10タイトルぐらいやっていますが、好きなキャラとかないです。敢えて言うならそのタイトルで勝てるキャラが好きなキャラです。格闘ゲームでは「キャラ愛」という思想が優勢的な位置を占めていますが、これが無いと本当にダメなのでしょうか。ウメハラさんはじめプロゲーマーの人たちも、このキャラ愛を語ることは少ないように思いますし、こだわってないと思います。もちろんみんながプロと同じ姿勢ではなくていいと思いますが、結論としてはキャラ愛がなくても中級者以上になれますし、キャラ愛があるのと無いので優劣はないと思います。

キャラ愛があればその人はラッキー、でも無くても格ゲーは出来ます。

結論

まぁここまで言いましたが「好きなキャラを選べ」の本質的な理由は、「全キャラを満遍なく使って完全な初心者視点でキャラを吟味して序列をつけることが出来る人は少ない」ことだと思います。難しい質問なんですよ、言ってしまえば。だから経験者であっても、多くの人がこの質問に自信を持って答えることは難しいということですね。これこそプロゲーマーの方々に期待したいですね。

その場合、どうしたらいいかということなんですが、やっぱり自分で全キャラを使うのがベストです。使うのレベルは1キャラ10戦やれば十分だと思います。スト6なんかその点最高ですね。10戦やればその力に応じた位置に着地できる。攻略動画も充実していますし。今まさに私はそうやっています。ランクマで段位を上げるなら全キャラの簡単な把握は必須事項ですから、段位を上げるために最も重要なことはこの全キャラ使用です。私はそうやって鉄拳でもKOFでも段位を上げてきました。この苦労はゲーセン時代にはなかったしんどい部分ではありますね。いつか改善が図られるかもしれません。

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