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小代焼の窯元を巡って

小岱山のふもとの小代焼の窯元を巡ろう。中平窯から
ふもと窯へ。そして次の窯元へ向かう。しばらく進むと
木々の先に、ひっそりと本谷ちひろ窯が佇んでいる。

窯元の前野智博氏は、会社勤めを辞められ、28歳から
陶芸の道を志した。瑞穂窯で7年間修行をされた後、
さらなる学びのため、沖縄やちむんの里へ。1998年に
開窯され、小代焼の歴史を受け継ぎながらも、沖縄の
やちむんの技法も混ざる個性的な器を作られている。

道端にはサザンカが咲いては散り
ポツリと咲く白い花弁の小さな花
道沿いには末安窯。ここは先をいそごう
森の中では紅葉が色づいている
通りに面した住宅。壁が屋根に勝っているデザインが好き
木々に囲まれた道の奥に佇む本谷ちひろ窯に到着
小鳥のさえずりが聞こえるのどかな場所だ
工房の隣には窯を設置した建屋もあり
ギャラリーには個性的な焼き物がずらり

瑞穂窯で修行されており、雰囲気の似た作品も幾つか
あった。次は瑞穂窯へとお店の方に話をしたら、今日は
瑞穂窯は陶器まつりに出店して、窯元は開いていない
のではと教えて頂く。陶器まつりは、道の駅おおむた
花ぷらす館。同じ方向なのでひとまず窯元を目指そう。


ジンジャーレモネードのレシピ動画を見つけた。
本谷ちひろ窯のカップ&ソーサーもとても素敵。

楽しそうな荒尾の旅動画。本谷ちひろ窯の様子も。

小岱山を眺めながら走ること20分と少し
瑞穂窯に到着。やはり門扉は閉まっている
奥の方に展示場が見える。こちらも山あいのどかな場所だ

瑞穂窯のインスタを見れば、器の雰囲気がよくわかる。
本谷ちひろ窯でも、電話してみるといいよと言われて
いたので、窯元マップに記載の電話番号にかけてみる。
電話の向こうで、花ぷらす館で陶器展やってますよと
窯元の福田るいさんの明るい声。今日の最後の目的地
は花ぷらす館に変更だ。大牟田市街はいつか訪れよう。

苔の生えた石垣や鮮やかな緑など
また道端の自然を楽しみながら進む
オギの穂はやわらかな光をまとっているようだ
枯れ枝に冬の訪れを感じつつ
足元にはホトケノザ。日当たりがよいと秋にも咲くようだ
三階草(サンカイグサ)とも呼ばるホトケノザ
道沿いの池に映り込む紅葉も楽しみつつ
古小代の里  小代焼 瀬上窯跡に到着
道沿いには奥へと続く9室もある立派な登り窯の跡
1836年江戸後期、肥後藩の産業振興の政策により開かれた窯
ろくろ(車壺)跡。車壺の発掘は全国で初との記載があった
瀬上窯跡では車壺が8基並んで出土された
こちらは陶土の水漉し場の跡
付属する工房跡が残るのは、全国的にも他に例がないとのこと
ぐるりとまわって、また登り窯の跡を見上げてみる
小代焼発祥の地。予定外に小代焼の歴史にふれることができた
古小代の里公園のすぐ先にある岱平窯へ
こちらも窯元展で不在。次は花ぷらす館を目指そう

最後に訪れた岱平窯。入り口のガラス戸に花ぷらす館
窯元展の案内があった。11月20日から28日までで
今日は27日。ちょうど会期中に訪れることができた。
ここから自転車で一時間もかからないくらいの距離。
帰りの電車も気にしつつ、うつわを目指して進もう。

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