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新潟から山形そして秋田へ

初めての東北への旅。新潟より北には初めて訪れる。
子どもたちは小学三年と幼稚園の年長で、体を動かし
遊ぶのが楽しい時。毎年、何度かレンタカーで旅行を
していたので、旅することには慣れている。二日目は
旅館を後に北へと向かう。まずは山形の加茂水族館へ。


早朝に旅館の前の海岸を散歩。砂浜でのキャンプも楽しそう
やはり海の景色は気持ちよい
朝焼けの海を背景にひまわりも美しい


最初の目的地は、山形県が世界に誇る加茂水族館だ。
2014年、白い流線型のシルエットの新館がオープン。
別名クラゲドリーム館という名で、展示されるクラゲ
の種類が世界一。ギネス世界記録になっているという。

白いボリュームが美しい。外壁は厚さ40cmのコンクリート
建物は角度によってさまざまな表情をみせる
余白を感じるデザイン。建物の形が際立つ
中央にはアシカのプール。建物のいろんな所から眺められる
通路は屋上テラスへと続き
屋上からは海が見渡せる
ひし形の平面計画が、建物の外観に変化を与えている
クラゲドリーム館。ミズクラゲの一生を学ぶことができる
日ごとに成長していくミズクラゲ
ミズクラゲについてしっかり勉強中
大きくなってゆらりと漂うクラゲたち

オールナイトカモスイではクラゲをずっと観察できる

直径5mの水槽のクラゲドリームシアターに漂うミズクラゲ

クラネタリウムも楽しい水族館。


次に訪れたのは土門拳記念館。1983年に開館した建物
は谷口吉生氏の設計によるものである。この建物は、
一人の作家をテーマにした世界でも珍しい写真美術館
として、土門拳氏の郷里の山形県酒田市に開館した。
写真美術館は鳥取県の植田正治写真美術館もよい所。

土門拳氏は酒田市名誉市民の一人目となり、後に氏の
作品約13万5千点が酒田市に寄贈されることになる。
静けさを持つこの建物は、土門拳氏の作品の聖地だ。

谷口吉生氏の建物のデザインには静謐さを感じる
ここは土門拳氏の作品のために建てられた写真美術館
風景を切り取る壁の中を進み、展示室へと向かう
中庭にはイサム・ノグチ氏の彫刻も
リズムカルに続く開口部。均整のとれた空間
空間は閉じたり、外部へ開いたり
暗い所から明るい所へといざなわれる

土門拳氏の写真作品とゆっくりと向き合える場所。

でも今回は、子どもたちに急かされつた早足で巡った
土門拳記念館。その頃、子どもたちと後何分と交渉して
の建物見学。訪れることができただけでよしとしよう。


次には、1998年開館のフェライト子ども科学館へ。
子どもも大人も楽しめる施設で、館内の展示も興味
深く建物の構成もおもしろい。フェライトは酸化鉄
を主成分とするセラミックスの総称で、U字型磁石
やマグネットにフェライト磁石が使用されている。
ここには、世界最初のフェライトの工業化および
TDK株式会社を創立した齋藤憲三氏、山崎貞一氏
を紹介する展示スペースなども設けられている。


いろんな素材とボリュームの組み合わせがおもしろい
エントランスから中に入ると
ガラス貼りの吹き抜け空間。EVで二階へと上がり
トンネルを通って
カレイドチューブを抜けて展示室へ
体を使って楽しむ展示もいろいろあって
子どもたちも楽しそう

遊びながら科学を学べる楽しい施設だ。

でもやっぱり子どもたちは外遊びが好き
盛りだくさんのフェライト子ども科学館を満喫して
科学館の近くにある本日の宿へ
部屋でゆっくりと頂く夕食には
舟盛りがついてきた。初めての体験
旅館だけど、エントランスがガラス貼りの不思議な所


土門拳記念館では、子どもたちに後何分と急かされた
けど、水族館や科学館と子どもたちも楽しんだ様子。
また子どもたちは旅館やホテルに泊まるのが大好き
で、次はどんなところに泊まるかを楽しみにしている。
宿の夕食での刺し身の舟盛りには目を丸くしていた。
楽しい旅は続く。でも一番楽しんでいるのは私と思う。

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