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工藝風向で見つけた小さな喜び

工藝風向(こうげいふうこう)

福岡の赤坂にある工藝店である。
こじんまりとした限られた空間に、
選りすぐりの商品が並べられている。
どれも温かみがあり手にとりたくなる。

毎月のように、企画展が行われていて、
訪れる度に、新しい出会いがある。
これと思ったものは、その時に購入したい。


 HPには、以下のように紹介されている。
「暮らしに簡素なよろこびを与えるものと、
 それを作り出す人々を紹介するために
 生まれた小さな工藝店です。
 我々のささやかな試みが、暮らしの
 風通しをよくすることにつながって
 いくことを願っています。」


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焼き物特有の素朴の色合いと焼き加減、
ぽっちゃりとした丸みのある形に惹かれ、
手にしっくりと馴染む一輪挿しを購入した。
のばらのみのドライフラワーを挿してみる。
青と緑の微妙な釉薬の色に、赤色が映える。



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いつも持ち歩いてるトートバック。この店を
初めて訪れた時に「京都の記念館のですよね」
と声を掛けられた。一瞬なんのことかと思うも、
そう、河合寛次郎記念館で買ったものである。
わかる人にはわかるものなんだと、改めて
この一目惚れしたトートバックに愛着が湧く。



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河井寛次郎は、大正から昭和にかけて
京都を拠点に活躍した陶芸作家である。
記念館は清水寺に程近い、東山五条にある。


「暮しが仕事 仕事が暮し」
という言葉を残した河合寛次郎。


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そこには、暮らしの中に溶け込んだ作品が
満ちあふれている。作品には、季節の花や
植物が活けられていて、穏やかで落ち着きの
ある空間に華やかさをもたらしている。また、
京都に行く際には、その空間に身を委ねたい。


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