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はじめてのジョサイア・コンドル

ゴールデンウィーク、せっかくの四日市での滞在
なので近場へ出かける。昼食は桑名のすし道場で
頂く。行列ができる聞いていたとおり、昼の開店時
には長蛇の列で、早めに到着しておいてよかった。
回転寿司でも、カウンターの中で職人さんが寿司を
握るのが人気で、ネタもボリュームがあり美味しい。


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その後、近くの六華苑へ子供を説得しながら訪れた。
六華苑って何。ただの家やろという子供に、ただの
家ではなくて、木造なのに4層の塔屋がくっついて
いるすごい建物と言うと、で何分で見終わるのと
続けてくる。欲しいドュエルマスターズのカードが
あるようで、早くお店に行きたくて仕方ない様子。
少しでも訪れることができただけで良しとしよう。



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六華苑は二代目諸戸清六の邸宅として大正2年(1913年)
に完成。洋館は建築家ジョサイア・コンドルの設計で、
4層の塔屋をもつ木造2階建てとなっている。洋館に接続
された和館や蔵、回遊式の庭園などの見どころが多い。
1997年には国の重要文化財(建造物)に指定されている。



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初代清六は、一代で財を成した桑名の大実業家である。
明治21年には、所有する地価の評価額で日本一となった
と説明があった。初代は大隈重信や岩崎家と懇意にして
いたことから、邸宅をジョサイア・コンドルに依頼する
ことになったという。特にサンルームが特徴的である。
庭園をゆったりと眺められる贅沢な空間となっている。


なんやかんや言いつつ、下の子もそれなりに見ている。
子供が小さい頃の旅行は、私だけしか興味がない建物へ
立ち寄ると、5分だけな、などのやりとりが懐かしい。
ここぞとばかりに写真をとっていると、もうええやんと
追い立てられるように車に乗り込んでブックオフへ。


関東以外で唯一残るジョサイア・コンドル作品である。
せっつかれながらも貴重な時間を過ごすことができた。

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