彩られた佐賀の空を見上げて
11月の初旬に、始発の電車に乗って佐賀へ出かけた。
佐賀駅に6時半に到着。そこからは、いつものように
折りたたみ自転車を広げ、喜瀬川の河川敷へ向かう。
競技開始は7時の予定だ。雲間から差しこむ朝日に、
気分も高まってくる。風が強いと中止となることも
ある競技。幸いにも風は穏やかで、この風ならきっと
大丈夫だと自分に言い聞かせて、自転車を走らせる。
インターナショナルバルーンフェスタの美しい動画。
クリエイティブあふれるサイゲームスの佐賀スタジオ
これは、今回のバルーンフェスタの動画。
今回、はじめてバルーンフェスタを見ることができた。
バルーンフェスタでは競技飛行が行われるということ
を初めて知った。競技では目的地ポイントにマーカー
を投下し近いほうが高得点となる。気球でできる操作
はバーナーを点火し、空気の温度差により気球を上下
させるだけで、水平方向の移動は自然の風を利用する。
いかに上空に吹く風の性質を見極め、その風に乗るか。
風を見るのはパイロットだけでなく、地上のチームと
連携して、風の状況を正確に捉える必要があるようだ。
佐賀インターナショナルバルーンフェスタの会場の
佐賀平野上空は、風向きや風速の異なる風の層が何層
も重なり、時間と共に変化するため、日本で屈指の競技
エリアであるという。また稲刈りを終えた田が広がる
ため、着陸しやすいことも利点のひとつであるらしい。
空に想像以上の風景が広がっていた。次々に飛び立つ
色とりどりの気球が空を彩っていく。風まかせでなく、
いかに風を読み、風に乗るかが必要なことだと知ると、
気球が舞う空の見え方も変ってくる。そこで見えない
風をとらえ、目的地を目指す戦いが繰り広げられる。
魅力ある佐賀には、空を彩るバルーンフェスタもある。
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