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河とともに発展した玉名がテーマの博物館

玉名市役所の後、すぐ側にある玉名市立歴史博物館を
訪れた。1994年に建設され、毛綱毅曠(もづなきこう)
氏が設計に携わっている。氏といえば故郷の釧路市を
代表する建築を多く手掛け、反住器(はんじゅうき)と
いう母のために建てたという住宅建築も有名である。

ダイナミックな建築の数々。いつか釧路も訪れたい。

反住器は、設計を始められた頃の建築。斬新すぎる。


さて、ここからが、玉名市立歴史博物館。

地面に沿うように建つ玉名市立歴史博物館
後部の円形の建物が展示棟
階段の先に16本の白い角柱が建つ特徴的な外観
足元にはホトケノザ
右手のスロープの配置とデザインが斬新だ
ゆるやかなスロープを上りエントランスへ
シンメトリーな配置の開口と庇にもこだわりを感じる
やはりスロープと白い角柱が特徴的だ
展示棟へ渡り廊下に設けられた小さなガラス窓
スロープを上がってみる
開放感があり気持ちがよい
さらにもう一層上ってみる
スロープからは建物の構成がよく見える
展示棟は円形に。当時は16本の光の柱が闇を照らしていたようだ
十六というのは玉名の歴史文化の16のポイント
屋上の白い角柱は16ヶ所の展示スペースとして作られている
青い空に白い角柱が映える
今は残念だが、屋上の展示はされていない
内部のエントランスヘ。ドアの向こうは資料室
玉名の港であった高瀬船着場跡の写真が展示されていた
サッシが青いのは川のイメージなのだろうか
デザインされたトイレの入口
中の手洗いも斬新だ
渡り廊下を抜けて展示室へ。ガラスの小さい窓はこのように
入口も斜めにすることでデザインの要素にもなる
高瀬船着場跡の模型も
この廻船で、高瀬から大阪の堂島まで米が運ばれた
高瀬には外国との交易の歴史がある。中国の貿易船の模型も
これはポルトガルから大友宗麟に送られ高瀬に上陸した大砲

河とともに発展した玉名の歴史がよくわかる動画だ

玉名市立歴史博物館は、河とともに発展してきた玉名
をテーマに展示がされている。展示の写真撮影も可能
だったので参照させて頂いた。玉名は古来より国際色
が豊かな貿易港であり、それらにちなんだ展示もある。
鎖国となった江戸時代には、玉名の港である高瀬が
米の積み出し港として栄えたという。その後、鉄道が
主体となり、船での輸送はされなくなったが、現在も
港の跡が残っている。せっかくなので、見にいこう。


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