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2月17日(水)入院当日トライアスロン上田藍選手の言葉

ピンチは私に足りない物を教えてくれる
チャンスだ。


2年前、上田選手はアスリート人生最大のピンチに直面。アブダビで開催された世界大会でバイクの前輪が弾かれ落車。救急車で運ばれ、左肺気胸、外傷性くも膜下出血、脾臓などの裂傷と診断された。4か月後レースに復帰したが、左足に足底腱膜断裂を起こし入院、リハビリ生活を余儀なくされた。それでも、
ピンチはチャンス。自分に足りないものを教えてくれるチャンス」と気持ちを切り替え、ピッチ走法を習得し、得意のランを進化させ、「足が疲労してきたときはピッチ走法に、リズムが乗ってきたらストライド走法にという2刀流の武器を身に着けた」と明かした。
去年11月の日本選手権では、最後の種目ランで、次世代のエースと目される20歳年下の中嶋千紗都と競い優勝。2刀流の進化した走りをみせつけた。

実際、俺も病気になり、足りなかったものを知った。家族、社員、友達、仕入先、周りの人達への愛情や心配り。もちろん、足りないつもりは無く過ごしてきたんだけど、これを伝えた人たちが蒲郡や京都にまでわざわざガン封じのお寺に御守りを貰いに行ってくれたり、社員が絆という寄せ書き色紙をくれたり、想像したこともない激励を次々としてくれる。嬉しいを超え、そんなことしてもらえる事がむしろ不思議なぐらい。当たり前に好きなように接してきたから。やってきた事が間違いじゃなくて良かったと思う反面、逆の立場ですぐにそんな事ができただろうかと。病院が嫌いというより怖い人なのでお見舞いに行くことも憚れる自分に甘えていたと気付かされた。これに報いるのは恩返しというより完全復活して、お陰様で元気になりましたと御礼を伝える事の実現のみ。その場面を思い浮かべてこれから立ち向かうのみ。実際に自分よりも実は大変な病状だっと人、復活して元気になってる人の話が思いがけず、次々と溢れるように誰かから教えられる。これは良いことの知らせなのだろう。引き寄せの法則が働いてる。そして、圭三さん、伊藤さん、かどふくの婆ちゃん、甲田さん、服部さん、そして父さん、爺ちゃん、婆ちゃん、ラッキー、もう会えなくなってしまった大好きな人達が見えないところで俺を守ってくれてる、力を与えてくれてるとしか思えないたくさんの事。会える人にも会えない人にも感謝を述べたい。その一心で頑張るだけ。でも本当の一番は家族を安心させたい。病は気から。母さん見てれば分かる。人生50:50、しんどい事の分だけ楽しい事が待ってる。神様がどんな埋め合わせをしてくれるか楽しみにしている。

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