「サロンのチカラ」091. 安心感を提供するコミュ力
今回は安心感を提供するコミュ力として先程もお伝えしました
相手の会話を評価しない
相手の会話を盗まない
の2つの説明をします。
誰でも出来ることですが、
誰もがしないことですのですので是非やってみてください。
■相手の会話を評価しない
コミュニケーションとは聴くことです。
しかし、多くの会話では相手の話しを聴いていない状況が起こっています。
正確にお伝えすると、少なくとも話し手は聴いて貰っていないと感じているということです。
聴き手は聴いていると言うかも知れませんが、コミュニケーションは相手の受け取りが全てです。
このズレの原因はどこにあるのか?
それは、
聴き手が相手の話しを評価しながら聴いているからです。
相手の話す内容に
そうだ、そうじゃない
こうじゃないか、こうあるべきだ
という判断をしています。無意識に…
話される内容や言い方によっては
不愉快になったり
憤りを感じたり
苛立ちが起こったり
と感情が湧き起こることもあるでしょう。無意識に…
このような無意識にしていることを
意識的にしなようにしてください。
評価していることに気づいたら、評価せずに聴くこと
湧き起こる感情に気づいたら、感情を消して聴くこと
それが出来た時、
自分の話を聴いて貰っていると相手は感じます。
■相手の会話を盗まない
相手が話している内容を
聴き手が横取りすることを会話を盗むと言います。
自分にも同じことがあった。
それは、こうで、ああで…
参考になると思ってのことと思いますが、
相手に質問されていないのに
相手の話題を横取りして話すことは明らかに盗みです。
そして、自己満足でもあります。
時に話すだけに留まらず、自慢話になると目も当てられません。
この状態では
話を聴いて貰っている感覚を相手が持てるはずがありません。
そればかりか、
この会話に意味がない…という不信感
この人と話して大丈夫か?…という不安
ここにいたくない…という不快感
を感じることになります。
相手の会話を盗むことは頻繁に起こっています。
安心感を提供するのが
コミュニケーションの究極にも関わらず
緊張感を与えてしまっている。
この状態が
良い結果を導くはずもありません。
安心感を提供するコミュ力とは、
相手が話したいことを話して貰うことです。
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